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『国の借金シンドロームの治療(前編)①』三橋貴明

http://youtu.be/zCaFyggFevg

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一般参加可能な講演会

3月28日(土) 12時より『シンポジウム「台湾映画『KANO』にみる、忘れられた台湾史と今の日本人に求められるもの」』 文京区シビックセンターにて。

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 夕刊フジで「断末魔の中韓経済」連載中でございます。(短期集中連載です)


マンスリーWILL(ウィル) 2015年 04 月号 [雑誌] 」に連載「反撃の経済学 「財政破綻症候群」の治療」が掲載されました。


正気の歌:南宋の文天祥が祖国を滅ぼされた後、モンゴルのフビライ・ハンに才能を惜しまれ、何度も自分に仕えるように勧誘を受けた。文天祥は固辞し、処刑される直前に詠んだ歌が『正気の歌』(せいきのうた)である。






 怒りの気持ち以外、何もわいてきません。


 本日発売の週刊文春に、「田母神「政治資金1億4千万円の使い途」 警視庁が重大関心! 都知事選「買収リスト」入手」という記事が掲載されました。


 わたくしは、先日のエントリー「愛国のパラドックス(後編) 」で、田母神氏の記者会見についていくつか疑問を呈しました。そのうちの(1)、


「(1) 都知事選が終わった時点の残高が、選対本部長だった水島氏は「8000万円以上」、田母神氏は「6000万円」と認識しており、その差異はどこから生まれたのか?


 の真相が、週刊文春の記事で明らかになったのです。 


 以下、記事から抜粋です。


『田母神氏は会見で「会計責任者(三橋注:鈴木氏のこと)一人の犯行」だとしたうえで、「(選挙での買収など)不正に使われたことはない」と断言した。
 だが、これは嘘だ。
 本誌は、田母神事務所の膨大な内部資料を入手した。そこには、A(三橋注:鈴木氏)にすべてをなすり付けた会見内容を覆す、驚愕の事実が記されていた。別の事務所スタッフが語る。
「実は、政治資金の中から、都知事選を手伝った人への総額「二千万円」の買収資金が拠出されているのです。『田母神としおの会』事務局長の島本順光氏が主導して作成されたこの『買収リスト』には、各々の立場に見合った金額が記載されています。また、リストの中には、島本氏に二百万円、Aに五十万円との記載もあります」(中略)

 会計責任者のAは島本氏の言いなりだった、というのが事務所関係者の共通見解だ。悪質な買収劇の「黒幕」も、この島本氏だと言われている。
 買収リスト上、最も多額の四百万円の拠出先は「水島本部長」とある。動画配信サイト『日本文化チャンネル桜』代表取締役の水島総氏のことだ。水島氏は都知事選で田母神陣営の選挙対策本部長を務めていた。水島氏が証言する。

「三月初旬に、都知事選の報告パーティをやったのですが、その直後に島本氏とAが私を訪ねてきた。そして、島本氏が『社長には本当によくやっていただきました。色んな形でお金をお使いになっているでしょうし、こういう形で(金を)配りたいと思います』と、リストみたいなものを見せられました。私は『何言っているんだ。こんなことをしたら皆、買収で逮捕される。受け取らない!』と二人を怒鳴りつけたんです。」
 買収リストに名のある他の人々も直撃した。その中の一人、S氏は「お金を貰った」と認め、こう明かす。
選挙が始まる前から、島本さんに『お支払するから』と言われていた。選挙後、島本さんから『お渡しの準備が出来たので来てください』と田母神事務所に呼ばれたのです。その場で領収書を書いて、判子を押し、三十万円ほど現金で受け取りました』
 本誌はこれ以外にも、島本氏から「お金を受け取った」、「持ち掛けら
たが断った」という多くの人々の証言を得た。さらに島本氏が冒頭の会見以降、現金を渡した人たちに「誰にも言わないでくれ」と口止めの電話をかけていることも確認している。"犯罪"の動かぬ証拠である。(中略)
 田母神氏は、何を根拠に「(買収などの)不正はない」と言い切ったのか。

 疑惑はこれだけではない。
「政治資金を私的に流用していたのは、Aだけではありません。島本氏は周囲に『最近、ベンツを購入したんだ』と自慢していましたが、出所は何なのか。また内部資料には『閣下 14,000,000』という記載がありますが、それは田母神氏個人に渡った金額です」(後略)』


 穢されてしまいました。


 週刊文春の記事は、わたくしが事前に入手していた情報とほぼ同じなので、「事実」と考えて間違いないでしょう。と言いますか、週刊文春は件の内部資料(「閣下、 14,000,000」と記された『お金を受け取った人のリスト』及び通帳のコピー)も入手しており、さらに田母神事務所のスタッフが、
「二月初旬、田母神氏本人に銀行の担当者から『警視庁から(田母神としおの会の)口座の照会がありました』との報告があったのです」
 と明かしているため、近い将来「全て」は明らかになるでしょう。


 一年前。

 わずか一晩で12000枚の「田母神俊雄」のポスターを、公示板に貼ってくださった皆さん。
 凍えるような寒さの中、懸命に「日本国のために」ビラを配り続けたボランティアの皆さん。
 勝利の可能性が極めて低いにも関わらず、それでも「勝利」のために毎日、ポスティングをして下さった皆さん。
「田母神俊雄が日本国を『良い方向』に変える」
 ことを信じ、献金し、懸命に選挙運動を戦い、全国から東京都民に電話をかけて下さった皆さん。


 国を愛する「日本国民」の努力が、穢されてしまいました

 わたくしは上記の皆さんに比べれば、必ずしも「戦った」とは言えないかもしれませんが、それでも自分でできることは全てやりました。過密なスケジュールの中、何とか応援演説に駆け付け、個人として寄付もさせて頂きました。


 わたくしだけではありません。


 名も知れぬ、数多くの方々が、「田母神都知事」を実現するために、吹雪の中で「自分にできること」をやったのです。結果が、これです。


 田母神俊雄の「政治資金疑惑」については、今週土曜日のチャンネル桜の「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」 」でお話ししているため、今回は書きません。それにしても、先日の田母神氏の記者会見が、単なる「隠蔽工作」に過ぎなかったことが、週刊文春の記事で明らかになったのです。司直も動いているため、近々「逮捕者」が出るのは確実だと思います。


 最後に、田母神としお事務所から不正に「金」を受け取った全ての人たちに言っておきます。二度と「言論活動」をしないで下さい。あなたたちに、そんな資格はありません。

 あなたたちが今後、言論界で発言した場合、わたくしは必ず「田母神としお事務所から不正にお金を受け取った○○さん」と呼びかけることを、ここに宣言しておきます。


 世の中は、汚いです。

 それでも、一年前、あの吹雪の中、懸命に『日本国家のため』に戦って下さった皆さんの気持ちは、本物だったと信じます。穢れを払い、禊ぎ、もう一度、歩き始めましょう。


 もしかしたら、わたくし達が生きている間は、日本国を「良い方向」に変えられないかもしれません。それでも、やるのです


 それでも、やる

 その気持ちこそが、真の意味で「日本国を愛する心」であり、誰にも穢すことができない「正気(せいき)」であると、わたくしは信じます。


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