大阪行きの新幹線。

車椅子専用受付センターの親切なお姉さんのお陰で

初めて多目的室を使わせていただきました。

新幹線に個室があるなんて知りませんでした!


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こうして横になれるんです。


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とても快適で

母に座り続ける苦痛を我慢させることなく

あっという間に新大阪に着きました。


母のお姉さんが迎えに来てくれました。

言葉を失ってから会うのは初めてで

認知症の進行具合に困惑されていましたが

話せなくても目線は合わなくても

母は確実にお姉さんを認識できていると私は感じました。


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それから、自宅へ行きました。

父よりも真っ先に犬が母に飛びつきました。

尻尾がちぎれるくらいに振って飛び跳ねて

再会を喜んでいたのですが、

残念ながら母は犬を撫でることも名を呼ぶこともできませんでした。

それでも犬は母の顔を舐めまくります。


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なんとか自分の存在を思い出させようと

必死に母の顔を舐めます。

でも母は…

もう、かわいがってくれません。


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あんなに餌を与えてくれたのに

あんなに一緒に徘徊散歩をしたのに

もう昔の優しい母はいません。


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母なのに母じゃない感覚を

犬まで味わってしまうことになりました。


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「ごめんよ、母ちゃんを守れなくて」


せっかく会えたのに…これじゃあ余計に寂しくなるだけだよね。

犬はもう飛びつくこともなく

そばでじっと母を見つめます。

名を呼んでくれるのではないかと、少しの期待をもって。


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ごめんよ…



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