今日お届けするのは、チバニアンに関する記事です。
46億年にわたる地球の歴史のなかで、現在の人類の直接の祖先が現れる前の一時代(約77万年前から12万6千年前まで)が、「チバニアン(千葉時代)」と命名される可能性が高まった。
地質年代を代表する地層を世界で1カ所だけ選定する国際地質科学連合の1次審査で、日本チームが申請した千葉県市原市の地層がイタリアの2候補を抑えて最終候補に選ばれたのだ。
決定までには、さらに3段階の審査があるという。「千葉」が有力とされたのは、77万年前に起きた地磁気の逆転現象を明瞭に確認できるからだ。このまま正式に千葉が選ばれれば、115の区分がある地質年代の1つに初めて日本の名前が付くことになる。
「チバニアン」が有力になったことで、地球史をこれまでよりも身近に感じ、地磁気の反転やネアンデルタール人に興味を抱いた人もいるだろう。正式に選定され、理科や地学の教科書に「チバニアン」が掲載されれば、中学、高校生が地球の歴史に関心を寄せる契機になる。
引用元:「チバニアン」高まる興味、地学離れ止める契機に (2017.11.22)
新たな時代区分として「チバニアン」が採用される可能性が高まっているようです。それを受けて、該当する地層を天然記念物にしようという動きも出てきているほどですね。
先日お知らせした新元素記号の「ニホニウム」につづいて、科学の世界で日本名が採用されるというのは珍しく、おめでたいことですから、これをきっかけに地学に興味を持つ生徒も増えるかも・・・と願うのは、まあ分からないでもないところですね(笑)
ちなみに、最近は高校生の地学離れが進んでいます。これは生徒の興味が薄れている・・・ことよりも、入試で地学を指定する大学が少なくなっていることのほうが影響しているでしょう。何しろ、地学が必須の学部・学科を数えたほうが早いくらいですからね。
ただ、一口に地学と言っても、実際にはいろいろな範囲を含みます。例えば中学校でも「地震、火山、地層(地質学)、天気(気象学)、天体(天文学)」など、多岐に渡ります。そのため教え方や触れ方次第では、生徒たちが魅力的に感じる分野も大いにあるところでしょう。
ちなみに、最近だとNHKの「ブラタモリ」のほうが、地学の普及(?)に役立っている印象です。残念ながら、対象が学生ではなく社会人(特に高齢世代)ですが、こういったエンターテイメントの要素を取り入れるのも、有効な方法の1つだと思います。
地学は、近年活発化している地震活動や異常気象を含めた、災害対策などにも大きく影響してくる分野だけに、興味を持てるような形でピックアップされる機会が増えていくと良いですね。
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