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フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が書いた「21世紀の資本」が今アメリカをはじめ世界各国で注目を集めています。
日本でもピケティ氏が来日されて講演会を開催されるなどの注目を浴びております。 ピケティ氏は世界20か国、200年のデータをもとに所得と富の歴史的な分析を行い所得と富の格差が21世紀に拡大していくことを予測しております。 そして、富裕層の富と所得に対する課税の強化を提言しております。 アメリカや日本の議会ではその提言を取り入れた政策を検討される向きもあります。 グローバル化の進んだ資本主義社会における風穴を開ける勢いがありそうです。 国際支援団体オックスファムの報告によりますと世界の富裕層上位1%に当たる80人の資産総額が、貧困層35億人の資産総額に匹敵すると云います。 また、上位20%が全体の95%の富を所有していると云います。 世界の1%の富裕層が世界全体の富の半分を所有し、20%の人が95%の富を所有するというのは富が偏りすぎている気がします。 この格差がますます拡大すれば社会不安につながります。このことが中東地域のテロの原因にもなっているのではないかと思います。 一方、格差をなくすことは意欲をなくすことに繋がります。 意欲がなくなれば進歩が止まりますから、それは避けなければなりません。 我が国が取り組んでいるアベノミクスでは経済成長によって全体のパイを大きくして、富を国全体に遍くわたるようにしようとしております。 意欲と格差がなくならないような政策が望まれるところです。 春を呼ぶ甘い香りや胡蝶蘭
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