kindle本ですが、とりあえず今月末に仮の脱稿をしたいと1週間前に書きました が、今日は大きなことに気付いてしまいました。それは極端なことを言えば、いま書いているのは第一部に過ぎず、第二部があるのではないかということです。
具体的には、いまの拙著の人生論的な結論は、良い人生とは、考え、愛し、共に生きて、(拙著の図では)左回りで自己肯定感と好循環を得ながら過ごすことなのですが、でもこれは、実は人生の半分で、右回りの幸福論も本当はあるはずだということに気づいたのです。
その筆頭はもちろん、二人の恋愛だけに生きる、他のものは全て捨てるような生き方でしょう。この右回りの幸福論について何も触れなければ、半分の真実しか書かれていない本になってしまうかも。
ただ今回は、後書きで「それについては、いつか書きたいと思います」で済ますしかありません。恋愛については浅くしか書けていない感じは前からしていたのですが、書くとなると、まずは相当数の本を読む必要があり、書くのも相当時間がかかるでしょう。
ただ、今後の方向性は見えてきました。本自体が2冊になることはありませんが、将来的には一章増やす感じになるはず。ただ気持ち的には、来月から第二部に突入です。
恋愛ほど人を夢中にさせるものはない。人は恋愛しているからこそ怠惰なので、そのためにその人が怠け者であるとは言えない。(ラディゲ『肉体の悪魔』より)
私の本も、こんな素晴らしい装丁になったらいいのに!(今は使われていない池田満寿夫氏による表紙)