【日本で1番大切にしたい会社】
ゆっくり読書ができた環境に感謝(^^)
皆様は連休はいかがお過ごしでしたか?
心に残った1冊
「どうしてできないんだ」
と考えるのではなく、
「どうすればできるんだ」。
社員の7割が知的障がいの方々。
『日本で1番大切にしたい会社』と呼ばれるその理由がこの1冊に描かれていました。
【虹色のチョーク】
小松成美先生の感動のノンフィクション。
障がいのある方々にとって幸福な社会、手厚い国家の福祉とは「安定した衣食住の提供」と信じていらした先生。それが全てではない事、障がいがあっても仕事をできる人であれば、労働とその目標、対価として与えられる賃金と日々の働く幸せを得てこそ、その方の人生が輝くのですね」と。
それを実現する会社が日本にある事の素晴らしさ、もっとこのような会社が出来ていかなければならない世の中なのでは、と考えさせられました。障がいを持つ方々と、そのご家族の苦悩や努力。障がいを持つ方々の才能を引き出し、自信と勇気に変えてあげられる四代にわたる日本理化学工業。1960年から続けてきた大山会長。知的障がいの方を雇い、彼らから生きる事の意味や人の役に立つ幸せ、働く喜びを教えれた。と。それをぶれることなく後世にコトバだけでなく行動で伝えていらっしゃいます。
「全て国民は個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」
大山会長が折に触れ、語るのはこの日本国憲法第13条だそうです。
人に愛されること
人に褒められること
人の役に立つこと
人から必要とされること
人間として究極の幸せが この会社にはあるのです。人に愛されることは家にいても施設にいても感じることができるけれど、人に褒められ、役に立ち、必要とされることを働くことで得られています。働くことにより幸せを感じているのです。なんて素晴らしい会社なのでしょう!
「どうしてできないんだ」と叱るのではなく、
「どうすればできるんだ」 と会社が障がいの方々に歩みより より働きやすい環境を整える。
健常者の社員と障がいのある社員の間での苦悩や解決策の日々なども描かれています。
年に何回か 奉仕団体ライオンズクラブにて障がいの方々とスポーツ、バーベキューやダンスなどご一緒することがありますが、今年は成人式に立会いました。緊張しながらもご両親や施設の先生に連れられ大人の世界への入学です。ご両親からのお礼の挨拶には成人までの成長の過程でたくさんの方々のご協力や愛に支えられ過ごしてこれたことへの感謝の言葉、苦しかったり迷った時の話に涙が溢れました。
世の中に日本理化学工業のような会社がたくさんできる事を願いました。そして健常者だからこそ 日々の感謝を忘れてはならない、話す、聞こえる、歩く、などなど当たり前ではない、奇跡なのだと思いました。
ガラスにもお絵かきできるキットパスや懐かしいチョークで何か描いてみたくなりました(^^)
虹色のチョークで(^^)
今週も愛にあふれ 感謝の日々を過ごす事が出来ますように♡