東京マラソン出場された方、そして応援に行かれた方、お疲れさまでした~
と、この画像は東京マラソンには全く関係がありませんで
以前(ならなぜ今日の記事に)井の頭池で見かけたモヒカン頭をしたカモみたいな水鳥。
キンクロハジロというみたい。かわいい~練馬のムツゴロウ、興味が尽きないのでした。
さて、本題。
先ほど東京マラソンを走った方と連絡を取り合っておりましたら、ふくらはぎを痛めたとか今日のところは病院へ行かず、家でお休みしていたようですが…
図々しくもアイシングをお勧めした次第
ご存知の方も多いかと思いますが、一応詳細をご紹介。
筋肉や関節の炎症があるときに、取り急ぎ、はい、一刻も早く行うことをお勧めしたいRICE処置のひとつがアイシングです。スポーツ中の故障時に主に推奨されるもので、以下の項目の頭文字をとったものです。
R=Rest(安静、休養)
ただちに運動を停止し、患部を安静に保つことで治癒反応を促す
I=Ice(冷却)
患部を冷却させ、毛細血管を収縮させることで痛みや腫れを減少させる
C=Compression(圧迫)
患部を適度に圧迫することで腫れや炎症をコントロールする
E=Elevation(挙上)
患部を心臓よりも高い位置に挙上することで重力を利用して腫れや炎症をコントロールする
この処置、侮るなかれ怪我をしたと思ったらただちに行うと怪我の回復率は全く違ってきますから~
何を隠そうこの私、人体実験によりこの素晴らしさを体感済み。何年か前、膝を損傷しましたときのこと。
免疫学的に考えると炎症や腫れって自己治癒力が最大に働いて、患部の修復を図っている症状。
風邪を引いて高熱が出るのも、症状は辛いけれども、免疫機構が最大限の力を発揮してウイルスをやっつけたり抗体を作って体を守っているとき。ですから私は風邪を引いて高熱が出たら、喜んで熱を出しちゃうタイプ(笑)だって、こっちの方が圧倒的に早く、気持ちよく風邪がよくなっちゃうから~(注:高齢者や闘病中、低体力者などには当然お勧めしがたいこ場合もあります)
で、膝を痛めた晩、そもそもアイシングってどうなのよ?って思っちゃったわけ血行を良くして休んだ方が、治りがいいんじゃね?
くらいに思って、お灸までしてみた
そうしたら、次の日歩けなくなりました
はぁ~今だから言える話です(笑)
そのままレッスン休めばよかったのにね。大人の事情もあるもんでできるものはやったんです。歩くのもやっとなくせに
病院には一度だけ行きました。半月板損傷の疑いと。骨に異常はなさそうだけど、MRI撮って場合によっては手術かなぁ~なんて言われたもんで、それっきり行ってません。(つくづく変態よね~)
その後、信頼している鍼灸師さんにお世話になりながら、自分でリハビリ。横道それますが、この治療も大笑い。鍼灸師さんに、次は恥骨筋お願いします!とか、あ、今度は坐骨結節の方ですとか、恥ずかしいところに(おいっ)沢山鍼してもらうようにお願いしたり…
結果、一月後くらいには回復。その後、膝を怪我したなんて忘れちゃうくらいむしろ他の気になる関節の諸々が、かなりよくなっちゃったので、激しかったけれども私なりに収穫のある出来事となりました
でね。
その時の経験から言えるのは痛みや腫れの軽減にアイシングは最強だったってこと。いや、もそかしたらレッスンしないで安静にしまくったら違うこともあったのかもしれませんが、動きながら治そうと決めた私には少なくとも最強でした(当社主観による)
アロマセラピストなので、処方された湿布剤を使うつもりもなく(人体実験のためね・笑)精油やクレイの塗布などももちろん試みましたが、その中でもアイシングが最強だったというわけで…
一旦血管を収縮させた後に、それを回復させようと流れる血液は治癒反応を早めるのでしょうね。サウナと水風呂のように、体を活性化するには、シンプルで効率的な方法なのかもしれません
ちなみに私はアイシングにはこれを使います。
氷嚢です。
市販のゼリータイプより、氷水の感覚が好きですね患部にフィットするのがよし。そういった意味では、足首などの損傷はバケツに氷水を作って行うのが手っ取り早いかも。
アイシングの方法は患部に冷却材を当て、患部の感覚がマヒしてきたら一旦外す。また血行が回復して感覚が戻ってきたらアイシング。これを炎症が治まるまで繰り返し行います。
さて。長いですがここからが本題です
アロマを勉強し始めると、こういう時に薬よりもいいと思って精油を多用したくなりますよね?(たぶん多くの人はなるんです)
バックグランドは色々とあると思うのですが、大抵、こういった怪我の時はどういう精油をチョイスするかという選択に陥りがち。ホリスティックなアプローチを心がけているはずの私もそうなりがちですむしろ、そんな発信も多くしていると思います
もちろん、自己責任で行うならば、悪くないんですよ。
でも、それって結局、薬を処方する手段とあんまり変わらないと思いません?(根本的な考え方がです)
考えてみましょう
怪我はある意味体にとって大きな負担がかかっているとき。
この時に精油を使うという事は異物を体に投入しているわけで…
その薬理作用の恩恵を受けたとしても、一方でそれを体内で代謝して排泄するという大きなエネルギーを使っていることも忘れないようにしないといけません
ですから、精油を使う際には、極力少量で効果を得られる方法をチョイスする、あるいは本当に精油が必要なのかも考えてみる必要がありますよね。
例えばこのような故障の場合は精油を使うよりアイシングの方が効果的なのだとしたら、体はどっちを喜ぶのかしらん。
そして、医療従事者ではない私たちがこういったときに精油を使うのであれば、やはりメンタルを持ち上げてくれるような精油の香りを心地よく楽しむことがホリスティックアプローチだと思うのですよね
だから。
困ったときの精油のチョイスは…勉強はした方がいいけれど、最終的にはその時の嗅覚頼みなのら~
本能のシンプルな感覚。困った時ほど忘れがち自分のためにも書いておきたい記事なのでした
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