先日あさいちで、小池栄子が、「タフになるって傷つくことに鈍感になること」というようなことを言っていて、妙に心に残りました。
「でもそれは溜まっているわけで、年に1~2度泣いてみたり周りに対して妙にトゲトゲしくなったりという形で出てくるから、気をつけないと。」とも。
共感しましたね。だから彼女のこと好きなんだな~
セラピストをやっていると、クライアントさんの背負っているものを、話を伺うということだけですが共有?することも少なくないです。何度もお逢いしているうちに、打ち明けてくださるお話は真摯な姿勢で傾聴しているつもりですが、もちろん、その方の人生を引き受けられるわけではない。
そういった境界線も自覚しつつ、本質的に鈍感じゃない分ある意味タフじゃないとやっていけないところもあるわけで。
その防御策として、私は感性のボリュームを絞っているのかな?と感じることもしばしば。
10代の時のような感受性じゃ、社会生活、いちいち傷ついてやってられない。
なので時々、この感受性のボリュームをマックスにすることも必要な気がします。
本日のクライアントさん。数年のお付き合いになります。お会いする前、大病をされた関係で体調が優れないことも多いのですが、たくさんの勉強をして、セルフケアを丁寧にしていらっしゃいます。
少しずつ心身の状態もあがってきていますが、それでもどこかの調子が悪くなると「再発」「転移」の不安が襲ってくるのだとか。
こういった痛みは体験した方じゃないと、わからないのだと思います。そして、思考パターンも個人差があるもの。ひとつとして同じ症例はありませんよね。
今日の施術前の会話で、病気になる前につけていた日記を4月からはじめてみようという気持ちになったとお話してくださいました。
3年手帳購入したそうです
ワタクシ不覚にも涙が溢れ出てしまいました
3年先にも生きているって思えることの喜び
大きな一歩に拍手です
私の5年手帳。
来年の3.11は金曜日なんだ・・・。2011年も忘れもしない金曜日。
今日は感性のボリュームマックスで、被災地の方の心に寄り添いたいと思います。
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