昨日無事(?)、第二回料理教室@大阪が終了しました。むかっ今回も参加者のお一人からお写真がお借りできたので、その模様をブログでご報告したいと思います。その前に!


第三回料理教室の日程打診をさせていただきたいと思います。現在考えているのは、10月18日(土)11:00~15:00です。


次回の題材はブフ・ブルギニョン。フランス・ブルゴーニュ地方の赤ワインで牛肉を煮込むお料理です。教室ではそのシチューをエゲレス風にアレンジし、ダンプリングを投じ、西洋風団子汁にしたいと思います。


スコーンに似た生地のダンプリングをシチューに投じると、ふかふかの蒸しパンあるいはアメリカンマフィン風にふくらみ、シチューで体の芯まで温まり、ダンプリングで満腹感120%を味わえます。グッド!


クリーミーマッシュポテトやミンティーピーズの作り方、デザートにはクレームブリュレの作り方もご紹介したいと思っています。


ご興味のある方は、infoアットwabisavvycookingドットcom(アットは@マークに、ドットはピリオドに変換要)まで、メールでご連絡くださいませ。お待ち申し上げております。


では、前置きが長くなりましたが、ここからは昨日の模様です。ニコニコ


今回は当日試食用のキッシュ2つのブラインドベイク+本焼き、アップルパイの本焼き、それに参加者8名のタルトのブラインドベイクを、4時間でこなすというかなりタイトな内容の料理教室でした。むかっ


始まると同時にサーモンキッシュの鮭を、いきなりインフューズしました。鍋に生秋鮭を1切れ入れ、牛乳をかぶるくらい注ぎいれたら、ローレルとホールブラックペッパーを5~6粒入れてグツグツ数分煮ましたよ。


空焼きが完了しタルトが完全に冷めるまで、鍋に蓋をし、芳香なハーブやスパイスの香りをたっぷり鮭に含ませることにしました。チョキ


サーモンを煮ている間に、皆さんにはタルト生地用の粉や調味料、バターなどをそれぞれのボウルに入れて準備していただきました。


私は通常タルト生地を作る時は、ペイストリーブレンダーなるものを使っています。手で擦ると体温でバターが溶けるし、フープロを使うと、後、洗うのが大変だからです。ドクロ


でも、幾つか持っているペーストリーブレンダーは皆引越の荷物の中。ガーン調理室にはチンケな古いフープロ1台しかないし、なんか方法を考えないといけない。そこで...


ナイフ2本でバターを極力小さくなるまでカットする方法を採用しました。左右の手で1本ずつナイフを持ち、八の字に交差させ、1本でもう1本のナイフを支えるようにしバターを切って行くのです。時間はかかりますが、ナイフは結構役に立つ代替道具です。合格


その後は粉に水を少量加え、生地を1つにまとめていただきましたよん。ラップに包み、更にアルミフォイルに包んで、冷蔵庫でしばらく寝かせます。グルテンをいっぱい生成させ、破れない生地にいたしませう!チョキ


限られた時間内に生地を作り、休ませ、生地を型に貼って、また休ませるという、余分なお休み時間が1時間以上ある題材なので、手順が完全前後することを承知で、次の作業にどんどん進みました。ドクロ


まずは私が自宅で型に貼ってきたタルトをブラインドベイクしました。米は近所のスーパーでいっちゃん安い2キロ入りを買って来て、一人300gずつ重石代わりに使っていただきました。


オーブンでブラインドベイクを始めてから、これまた私が自宅で準備して行った生地を、延ばして型に貼りました。ほんま、完全手順が前後!(滝汗)


指で生地を型に押さえつけるのではなく、余った生地を使ってくださいねとご説明すると、こう言うのがレシピ本を読んでいるだけでは分からないと、皆さん、喜んでくれました。クラッカー


確かに、水を加えて生地をひとまとめにし型に貼る、とレシピ本には書いていても、生地のパサパサ感とか滑らか感、どうやって貼ったら良いかなどは、なかなか詳細に説明していない。


また、仮に写真付きで説明していても、実際に自分の目でみて、手で触って感じないと、なかなか理解できません。私も初めてタルト生地を作った時、水はこれくらいでええんやろうか...と、ずい分悩みました。


各自ブラインドベイクするタルトが、たとえ綺麗に焼けなくても、この言葉だけで私はもう、十二分に満足でしたワン。汗


私がデモし、型に貼ったタルトは冷凍庫に入れ、休憩前にもう1つ、アップルパイのフィリング作りまで済ませましたよん。むかっ


そうこうしていると、先にオーブンに入れたタルトが25分経ち、重石とフォイルを取り除き、溶き卵を塗る段階に到達。クラッカー


あぁ...良かった!生地は縮まずに綺麗に焼けておりました!アルミフォイルの型って、金属性のものより更に縮みが激しいので、心配してたのよん。汗


第一次難関を通過した時点で、それではティータイムといたしませう。


今回は次の料理教室の題材の1つにしようと思っている、クレームブリュレのミニバージョンを試食に準備しました。


ところがね、これが問題児!ダウン


クレームブリュレ用のトーチも引越の荷物の中な我家。ホームセンターでトーチバーナーを買って持って行ったんだけれど、めちゃめちゃ欠陥商品で、火力は強すぎるし、時々大きな炎を吹き出すだよぉ!メラメラ


おまけに、ラメキンの代わりにアルミ製のプリンの型を代用したでしょう。したら、容器が深すぎて熱が篭るので、焼きを入れると、その火の温度でカスタードが解けるだよぉ!ドクロ


結局、ティータイムはシンプルにヨークシャティーのみ。クレームブリュレは軽く焼いて、一度冷蔵庫に入れて冷やしてから後ほど食べることに...ガーン


次回のお料理教室までに、ちゃんとしたトーチとラメキンを準備いたしますです。ハイ!あせる


冷汗もんのティータイムの後は、参加者の皆さんにご自身で作った生地を延ばして型に貼っていただきましたよん。冷凍庫に入れるのに、自分のと他人のとを区別するため、それぞれに工夫を凝らして冷やしておいででした。チョキ


では、アップルパイのフィリングを覆うラティーストップの作り方を実演いたしませう!


この生地、前夜に準備したのだけれど、大さじ1杯ほど水を入れすぎていて、柔こいて延ばしにくうて、ほんま、苦労しましたですわ!むかっ


おまけに、パーチメントペーパーを持ってくるのを忘れていることに気づき、またまた冷汗!即興でラップを代用し、ラティースを編みました。ドクロ


なんとかパイの上を覆うことが出来ました。ホッ!私のパイは惜しみなくフィリングを詰めるので、もりもりですが、これが美味しくパイを作る秘訣の1つですよん。チョキ


今回は溶き卵を塗り、グラニュー糖を全体にまぶして、オーソドックスなアップルパイに焼き上げることにしました。


ブラインベイクしたタルト2つが完全に冷めたので、ではではここらでキッシュのフィリングを作っていきませう。


まずはお魚のキッシュ。インフューズした鮭をさっとペーパーで拭き、大きく身を割きました。


アスパラガスははかまを取って、塩を加えた湯でさっと下茹。


ロレーヌのベーコンは、ベーコンとは名ばかりの、偽物日本のハムもどきベーコンをさっと炒めました。ニコニコ


2つのタルトにそれぞれのキッシュの具を詰め、アパレイユと呼ぶ卵液を注ぎいれましたよん。調理室のオーブンはガスなので、いつもより10度下げ、180度で30分焼きました。


この間、キッシュ作りのバックグラウンドでは、参加者の皆様のブラインドベイクが続行中!1つ、2つと焼きあがってオーブンから出てくると、どれも縮まずとっても綺麗に焼けていました。良かった!良かった!合格合格合格


キッシュが焼きあがるのを待っている間、私が自宅で作って持ち込んだドレッシングで、サイドサラダの準備を。このドレッシング、いつか“和美Savvyドレッシング”と銘打って、商品化し売りたいのです!みんなに試食してもらって、その感想を正直に言ってもらいたかった!


キッシュがそろそろ焼ける頃になると、のこのことおっさんが登場し、自宅で試作した時同様、オランデーズソースを作り始めました。ドクロ


バター450g、卵黄10数個分。恐ろしいレシピに、皆、唖然!参加者のどなたもが、口を大きく開いておりました。叫び叫び叫び


みてくださいまし、この濃厚さ!叫び私的にはオランデーズソースにはちょっと水を加えた方が良いのですが、絶対に嫁の言うことを聞かないオッサンは、バター、卵黄、レモン汁のみで作っておりましたよん。


はぁ...4時間、時間との戦いで8人分のタルト生地作りとブラインドベイクを済ませ、キッシュ2品とアップルパイを焼き、ではでは、お楽しみ試食会といたしませう!むかっむかっむかっ


でもね、私、ここで絶対に起こりうる“本日の大失敗”を覚悟しての試食会だったのです!ダウン


キッシュをオーブンから取り出した瞬間、ロレーヌはOKだったのだけれど、サーモンキッシュは、う~~ん、あと10分、いや、最低5分は絶対に焼きたい...って気持ちに、すごく駆られました。


でも、既に時計は2時を回っていて、試食+後片付けで残す時間1時間を切っていたので、仕方なくお皿に載せてサーブしました。ガーン


やっぱり、サーモンキッシュは完全にセットしていなかった。それでも30分後に食べるキッシュなら、予熱でセットするのだけれど、何せ焼きたてホヤホヤをカットしたでしょう。かなり残念な結果でした。汗


早く自分の店を持ちたい!そうしたら、時間に縛られることのない、自由な料理教室を開けるのに...。


週末のお忙しい時間にわざわざご足労いただいた参加者の皆様、いま1つな結果で、本当、ごめんなさい!心よりお詫び申し上げると共に、ブライドベイクしたタルトで作るキッシュは、100点満点のキッシュであることを祈っています。ニコニコ


"タルト生地”がメインの題材であったので、キッシュにパイとペイストリーばかり。アップルパイを食べる頃には、皆様も満腹を越え、惰性でお召し上がりでした。(汗)


おまけにうちのオッサンが、濃厚なオランデーズソースなんかを付け合せたため、余計、リッチすぎる試食会だったのですねぇ...ドクロ


また今回もこうしてパーフェクトとはかけ離れた料理教室に終わりましたが、でも、皆様と一緒に過ごす4時間、本当に、本当に、楽しかったです!音譜


ちなみにタルト生地は、近いうちにコーニッシュパスティを題材にし、またやりたいと思っています。

今日も読んでいただいて有難うございました。
今週もまた忙しい1週間になりそうです。
出来ることなら、今月中に物件を決めたいのだけれど...
多忙な阿呆夫婦に、今日もどうか、温かい応援を、
皆様、宜しくお願いいたします!