塩麹と豚バラでベーコンもどき

先週、我家には珍しく、スーパーの閉店間際の割引セールじゃない、竹の皮で包まれた肉屋の肉で焼き肉をしたでしょう。あの時、焼肉用の牛肉とかしわのほかに、お好み焼き用と書いた少し分厚めで、脂の乗った豚バラも買ったのです。


旦那が買いたがったから！アメリカやイギリスのストリーキーベーコンにそっくりなその豚バラを買って、旦那はあるものを作ってみたかったのです。


３、４日かけて、そのあるものを作りました。今朝はそれを朝食に焼いて食べましたよん！


塩麹と豚バラでベーコンもどき


日本にはなんで生ベーコンがないんや！


そういつもブーブー文句ばっかり言ってた私ですが、日本の食肉加工業者を攻めてもどうしようもない！どうやらその理由は、加熱せずには売ってはいけないと、法が定めているからだそうです。


ならさぁ、これだけ海外食文化が入り込み、外国人もたくさん住んでいるのに、法を改正せんのか？なんの為に税金とってんや！しっかりせい！


旦那は日本の豚バラのことを、“ベーコンポーク”と呼びます。それくらい、アメリカのベーコンや、イギリスでストリーキーと呼ばれるベーコンは、一見は日本の豚バラそのもの。豚バラ同様に生で売られています。


ちなみに、生姜焼き用の豚は、エゲレスのバックベーコンにそっくり！日本に来たての頃の旦那。それをバックベーコンと思い込んで買って来て、焼いて食って、えらくショックを受けてました。


イギリスに住んでいたころ、豚バラの代わりにスモークしていないストリーキーベーコンを、炒飯などの料理によく利用したものです。でも焼いたら、豚バラとは全然違うベーコン独特の風味があるんだけどね。


旦那はこの日本の豚バラを塩に漬けて、ベーコンぽくしたかったみたい。２００ｇ買い、旦那のリクエストで、手っ取り早く大さじ２杯の市販の塩麹を加え、今朝まで冷蔵庫で漬けおきました。


焼いてみると、こんなかんじ！麹な焦げ方してます！（笑）やっぱ、ストリーキーベーコンとは風味が全然違う！でも、これはこれなりに、結構旨い！


お好み焼き用の豚バラは脂肪のつき具合が半端やない！油を引かずに焼いても、焼きあがったらフライパンの底に５ｍｍくらい脂が浮いていました。その脂を捨てたらもったいない。目玉焼きを焼きましたよん！


熱々の脂をスプーンでかけながら焼くのがエゲレス風。ちなみに年配のエゲレス人は、目玉焼きはサラダ油で焼いたりしません。ラードです、ラードです！！！


ベーコンや豚バラの脂肪で目玉焼きを焼くと、そのラードで焼いたのと同様にめさ風味があって旨い！


昨日ご紹介したバンガーズ＆マッシュのマッシュポテトの残り。それにグリーンピースの残りをまぜまぜし、コロッケ状に形成し、ちょっと多めのオリーブオイルで、両面をこんがり焼きましたよん。


エゲレス人の家庭でよく見かける、前夜のマッシュポテトと野菜の残りで作る、バブル＆スクイーク。半熟の黄身をつけながら食べるのが、めっさ旨かっちゃんなのです！


はい、朝っぱらから２０００カロリーな朝食の出来上がり！（爆）でも、美味しそうでしょう。これを見たある方が、ビール飲がみたい！って言いましたが、私も朝からビール飲みながら食いたかったワン。（爆）


塩麹に漬けた豚バラは、ベーコンとはちょっと味が違うけれど、でも、これはこれでとっても美味しかった！次回は肉屋で、もう少し脂身の少ないバラを、普通より５割ほど分厚くスライスしてもらって作ろうと思います。


ベーコンもどきにバブル＆スクイーク、それにたっぷりの半熟な黄身をつけ、朝から最高の贅沢をしました。