今日は父の命日。亡くなってもう3年も経つなんて信じられない!叫び 母が元気な頃よく、亡くなった人の時間は生きている人の何倍も早く過ぎていくって言ってたけれど、その言葉の意味を今朝、改めて実感しました。

 

 

3年前の今日の大阪は雪でした。雪 今日は風は強いものの打って変わっての良いお天気。昨夜アメリカ製の眠くなる風邪薬を服用し熟睡したら、喉にはまだ痛みはあるものの熱は引きました。今朝は何をさて置いてもと思い、一番にお墓参りをして来たワン。お墓

 

 

さて、ここ2日ほど体調不良でお料理ブログがアップできませんでしたので、こちらは日曜日の晩御飯になりますが、旦那の大好物をメインにした和な献立です。

 

 

かま大根

 

 

3年前の昨日、日課だった父の見舞いに旦那と二人で行くと、いつもの様に口の中や周り、目やにの溜まった目を綺麗に拭き、目薬を差して上げました。

 

 

それまでは目薬を差して上げると目をキュッと閉じて反応していたのに、その日の父は全く反応しなかった。その目はもう死んだ人の目でした!自分の父親が数日内、いやもしかしたら数時間内にこの世を去ってゆくと確信した、悲しい瞬間でした。ショック

 

 

旦那と一緒に家に帰るのに一旦は病院の外に出たものの、このまま帰ったら私は一生後悔すると思い直し、病院に後戻りし、いくらかかっても構わないから大部屋から個室に移し、今晩私をここに泊めさせてほしいと看護婦さんに頼んだのです。

 

 

一度倒産までしたことのあるしけた病院だったから、そうなると手の平をひっくり返したような好待遇!ゲラゲラ 父は即個室に移され、私には簡易ベッドが与えられました。

 

 

泊まったからと言って何にもして上げれなかった。ただ、息を引き取る瞬間に側にいて上げるためだけに泊まったんだから。血圧が下がる度計器のアラームがなった。その都度、これが最後かとドキドキしたけれど、父の容態は小康状態を保ったまま夜が明けました。朝陽

 

 

お昼頃になっても容態に全く変化はなく、私は今晩も病室泊まりになるであろうと思い、兄に父を任せ仮眠を取りに一旦帰宅しました。

 

 

家に帰りベッドに入ったら、せっかくうとうとし始めたのに急に激しく咳き込み始めたの。その咳がやたら苦しくて、マジ、死ぬかと思った。ドクロ

 

 

30分くらいベッドの中で咳き込んでいたら携帯が鳴った。兄からで、父の容態が急変したので今すぐ病院に戻るようにと。ガーン

 

 

取るものも取りあえず病院に向かいましたが、病室に入ってみると時遅し。既に父は元気だった頃と同じような安らかな寝顔で、看護婦さんに体を拭いてもらっていました。汗

 

 

父が臨終の苦しみを味わっている頃、私も死ぬかと思うほどの咳に苦しんでいた。なんなんだろうね、科学では証明できない不思議な現象なのかしらん...?

 

 

親が死んだらどれだけ悲しいだろうか。もう一生その悲しみから立ち上がれないのではないか。子供の頃それが不安でたまらなかったけれど、父が亡くなった時、私は想像以上に冷静でした。反対に、これでやっと父が楽になれたと思うと、ほっとする気持ちで一杯だった。ニコニコ

 

 

しかし、3年経った今朝、父が亡くなった時の不思議な現象を思い出し、死にざまを私に見せたら悲しみから立ち直れないだろうと案じた父が、自分の最後を激しい咳で知らせるだけで、あえて私に看取られずあの世へ行ったのでないかと想像すると、やたら泣けた!えーん

 

 

最後の最後まで私のことを心配してくれていた父。いや、あの世に行ってからも、いまだ不甲斐ない娘のことを心配し、目に見えない力をいっぱい貸してくれているんだと思うと、有り難くて、犬2匹を連れて散歩しながら、涙がボロボロこぼれて来て前が見えなかった。えーん

 

 

いつか私にも虹の橋を渡る日が来る。虹 橋の向こうで私を迎えてくれる父に会ったら、この世で十分に伝えられなかった感謝の気持ちを真っ先に伝えなければと、3回目の命日の今日改めて思ったのでした。

 

 

ごめんね、しけた話で。ここからは旦那の好きなマグロのかまの話に変えます。チョキ

 

 

この前スーパーでキハダマグロのかまを見つけました。旦那がかまの煮たのや焼いたのが大好きなので、一旦は手に取ったの。でも、手間そうだし、私はそれほど好きじゃないのでやっぱり止め。わーい

 

 

ところが、その日の夕方足りないものがあって再度スーパーに行くと、午前中に手に取ったかまが半額になっていた。しかも2パック!そうなったら買うしかないでしょう!ゲラゲラ

 

 

早速うちに帰り塩をして臭みを抜き、更に霜振って綺麗にしてから甘辛く煮つけました。そのまま一晩寝かせ、翌日温め直したら一度かまを引き上げ、下茹でした大根を煮汁で30~40分くらいコトコト煮たワン。OK

 

 

かまを戻してさっと煮立ったら、今度はかまも大根も取り出し、煮汁を半分以下になるまで煮詰めたのね。皿に盛ったかまと大根にとろっとした煮汁をかけたら出来上がり。合格

 

 

結構しっかり煮たので、かまの身もとっても柔らかかったワン。いくら臭みを抜いても、ちょっとあの魚臭が私は苦手なんだけれど、丁寧に下処理して煮たからか、私でも美味しくいただけました。OK

 

 

副菜の1つは高級野菜のキャベツのあっさり煮。キャベツや白菜のあっさり煮と言うと、豚バラかベーコン、もしくはシーチキンか鯖缶が我が家ではお決まりなんだけれど、これね、ポークランチョンミートを使って作ってみたの。ブタ

 

 

ポークランチョンミートとは、いわゆるスパムの様な缶詰に入った豚の加工肉。私の使ったのはスパムではなく、業スーがフランスから直輸入のランチョンミート。

 

 

この業スーのランチョンミートが、実はスパムより旨い!イチオシ

 

 

あっさり煮に使うと、おでんに加えた魚肉ソーセージみたいに食感はフニャフニャになってしまうけれど、スープの味を美味しくするのに大活躍でした!グッ

 

 

新婚旅行で行ったタヒチで、毎朝私がドカ食いしていたミニソーセージの味にそっくりな業スーのランチョンミート!スパムよりずっと安いのに旨いので、ぜひお試しくださいませ。ただし、チキンのランチョンミートも売っているので、お間違いのないように!

 

 

そしてもう1つの副菜は汁物と兼ねた、里芋ごろごろ入りの豚汁。こっちは精肉の豚がたっぷり入っていますよん。嬉

 

 

豆板醤、ニンニク、生姜、ごま油で豚バラを炒めて作っているので、ピリッと辛く甘味があって、めっさめさ美味しい!キスマーク

 

 

そうだ、父は辛い物が大の苦手だったのに、私の作るピリ辛の豚汁だけは毎回2回、3回とおかわりしてたなぁ...

 

 

旦那はかまに貪り付いていたわン!叫び そこまでしなくても...と思うのに、骨にまでしゃぶり付いていたし。ゲラゲラ ちょっと手間だったけれど、そこまで喜んでくれるなら、また見かけたら煮付けて上げようと思いました。

 

 

さて、父の命日、父の好きなものを作ってお供えして上げようと思っていたら、今年は命日がイギリスのパンケーキデーとぶつかってしまったの。ホットケーキ

 

 

なので、今晩は父も大好きだったパンケーキ料理を作り、お供えします!フフフ

 

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