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試写状のタイトル見たとき、「ホラー映画?」と思ったのは、
私だけではないと思います。
恥ずかしながら、原作小説を読んでなかったから、
青春ドラマなんてわからなかったんです(恥)。
主人公の「僕」は、偶然、クラスメイトの山内桜良
(浜辺美波)が、膵臓の病で死を迎えることを
知ってしまいます。
秘密を共有したことから、クラスの人気者である彼女と
一緒に過ごすことになります。
彼女は、親友にも話していないので、知っているのは
「僕」だけ。
デートをしたり、泊まりがけの旅行に行ったり、
キラキラとした青春が炸裂しています。
12年後の「僕」は、彼女の言葉をきっかけに母校の教師に
なっていますが、モヤモヤと生きています。ふとしたことで、
彼女のことを思いだして……。
原作では、高校時代だけが描かれていますが、映画では、
12年後も描かれていて、過去と現代を行き来しながら、
物語は進んでいきます。
死期を悟った彼女は、グレるでもなく、明るく振るまい、
毎日を懸命に生きています。
なにもない日常がどれだけ、かけがえのないものなのか、
実感せざるおえません。
毎日を大切に丁寧に生きていますか?
生きる姿勢を鋭く問いかけられる作品です。
7月28日(金)から、劇場公開中