自衛官はなぜ「トラック輸送」されるのか?【自衛隊貧乏伝説】
https://nikkan-spa.jp/1269380/
連載の第5弾になりました。災害派遣の話です。
自衛官の災害派遣ってそのための予算が加算されたりすることはないのです。
自治体の要請があれば出ていくわけですが、交通費も宿営するための予算も
どこからもでてないので、こんなことになります。
熊本震災の時に一番最初に東北の友人から、なんで自衛官はトラックで輸送なの?新幹線も飛行機も普通に動いているのに?
という声を聴きました。
実際にはトラックよりこれのほうが長距離輸送での足腰にはきついらしいけどね。
東日本大震災のようにいくつもの県にまたがっての大災害なら確かに交通インフラが完全に遮断されているから仕方なくトラックなどで人を輸送する必要があるでしょうが、熊本地震などは福岡までの交通インフラは完全に動いていた。一部フェリーを使ったりした輸送もあったようですが、多くの自衛官は何日もかけて輸送されて被災地入りしました。
新幹線なら普通に快適に1日で移動できたのに・・・・
その「旅客」として運ばれる交通費すら自衛隊にはありません。
非人道的なモノの輸送方法で現地に送られる自衛官。現地にはいってもすでに足腰はボロボロ。なんでこんなことを我慢しなければならないのか?考え直してもらいたいと思います。ただ、お金があれば、それだけで迅速に自衛官の体にダメージなく被災地対応できたのです。
自衛官の予算は倍増させないと全く足らない。せめて2倍だとおもいます。
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せめて災害派遣を要請する自治体は自衛官のために交通費分くらいは負担すべきです。
鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜の病気で、自営隊に出動要請することもよくあるのですが、その自衛官たちが休む場所は体育館などがあてられます。この冬発生さた新潟や岐阜の状況はどうだったのでしょうか?まさか体育館に雑魚寝みたいにはなってなかったか心配です。最近のように雪が積もる寒い日なら、風邪などにかからないかとても心配です。
もし、そうだとしたら、ひどいですね。
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自治体によってはいい役人がいれば、災害用の毛布をだしてくれるようですが、おおむね自衛官は人間として扱わなくても文句を言わないから大丈夫と考えているようです。
自衛官もそんなもんだろうとあきらめていると聞きますが、あきらめちゃダメです。
自衛官だって、人間です。普通に心ある人がそれを知ったら、「どうにかしてやれ!!」って普通考えます。
災害対応で被災者に毛布を配る自治体も、「自衛官に対しては冷酷すぎる。」とおもいます。
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自衛官にも人権はあります。忘れてませんか?
自衛官も大切にしないといけないのです。
災害対応用に自治体に保管されている、毛布一枚くらいその地域のために来てくれる自衛官のためにこれを使ってくださいとだせませんかね?
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色々なところで、自衛官が不遇にあっていることを見て見ぬふりを私たちは
しすぎてきたのだと思います。
「気が付きましょうよ。」って思います。
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ちっとよろしくね!!
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なお、次の1/20日から始まる通常国会に自衛官の待遇改善の請願を提出する予定です。
1週間前に掲載した日刊SPA!記事にあった自衛隊官舎の問題を中心に
自衛隊の身分と待遇の改善を衆参十数人の紹介議員の先生を通して毎年
請願を行っています。
中谷元元防衛大臣や佐藤正久議員、鴻池よしただ参議院安保法制元委員長など
もご賛同いただき協力してもらっています。
自衛官守る会の公式サイト http://yakamochi.org/
署名用紙直リンク http://yakamochi.org/newsletter/20149mamorukai.pdf
署名用紙をダウンロードしていただき、
〒 532-0011 大阪市淀川区西中島6丁目3番24号D426 ←署名の送り先はこちら
こちらまで1月末までにお送りください。多数のご署名をお待ちしています。
ご協力どうぞお願いします!
署名は集計して、選挙さえなければ2月末~3月上旬に
衆参両院に提出いたします。
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追加 更新
多くの人から自衛隊の待遇についてよくなってほしいという意見をいただいていますが、
わずかですが、自衛隊の予算など増えるわけがない。このままでよいといった冷たい意見もあります。
反論についてまとめておきました。こちらも併せてごらんください。
自衛隊ビンボー伝説記事へのご意見などについてまとめましたーw
http://ameblo.jp/calorstars/entry-12240125048.html