潜水艦などの特殊な仕事の無限労働問題が騒がれない訳 | キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)

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自衛隊員はボロボロ!? 潜水艦乗組員は休みもナシで長時間勤務の無限労働地獄に…

https://nikkan-spa.jp/1329422

 

 

自衛隊は労働基準法適応外なので、どんな過酷な健康上の問題をともなう長時間労働をさせても、違法ではないので、一般の企業とちがって労基が取り調べしたりすることはありませんでした。

 

自衛隊法みると平時は一般労働者と同等の休憩や休暇休みがあっても当然という法文なのですし、根本的には基本的人権は国民に平等に保障されているわけで、自衛官だけは無限労働させても合法という制度自体が違憲ではないかと思うのですが、

こういった問題は普通は左翼活動家が見つけて糾弾し、解決してきました。でも自衛官や警察、国家公務員たちの労働問題だけは彼らは、自衛隊などきえてなくなってほしいとおもっているわけですから、一切手つかずでした。

だからこの問題が放置され続けているわけです。

 



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防衛省や国会議員への陳情などで、実情をアンケートしてほしいとお願いして、アンケートを実施してもらったりもしたのですが、

 

 

なにせ、最も忙しく休みなしに働いている潜水艦乗組員たちは基地なんかにいませんから、アンケートに答える時間などありません。海底まではアンケート用紙は配られないのです。

だから最も大変な人の現状は絶対に反映されることがありませんでした。

 

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自衛隊で一番数の多い、陸上自衛隊の普通科は陸上勤務ですし、演習や訓練、災害派遣ではない普通の日はきちんと土日の休みがありますし、年次休暇ももらえます。ほとんどの自衛官はそういう状況ですから、こういった特殊な仕事の窮状を話ても、ほとんどの自衛官はそんなことはない。自衛官は休みが普通に取れると名言します。

知らないのですよね。

また人材募集の観点でも、そういった労働条件の悪い仕事の話をされると、募集がうまくいかないから隠そうとします。

 

でも、隠して募集したあと、最も足らないそういった職種に人を誘導しても、実際の問題、この労働環境では人は定着できません。

隠してもダメなのです。

根本的な改善をしないと。

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記事中にも書きましたが、潜水艦の無限労働地獄を解消する方法は一つです。

>これを改善する道はただ一つです。在日米軍の原潜が採用しているように潜水艦1隻に対し2クルー制にする。航海が終われば別のクルーと総入れ替えをして休暇を取るのです。休みを取れない人員削減によるコストダウンをやめて、その過酷な仕事に見合う給与でたくさんの人員を募集し2交代制を実施するのです。それ以外に手はありません。国防上もっとも重要なセクションがカツカツのギリギリで今にも破綻しそうでは困ります。

 潜水艦勤務の人も次々と倒れ、離職し、いずれ潜水艦の運用そのものができなくなるのではと危惧しています。潜水艦が運用できなければ日本の航路の安全は保障できなくなります。つまり、東京陥落は目の前なのです。



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潜水艦乗組員の給与や待遇をもっとよくして、応募したい職種とすること。
同等の条件のJAXAはたった2週間の完全監禁実験(模擬宇宙船内実験)のために2週間で38万で募集してます。

JAXAは単純に初任給ベースで潜水艦乗組員の倍以上の条件で、外に出れずに暮らす人の時間を考えています。

 

閉鎖環境で2週間、

JAXAが再び公募 協力費38万円

http://www.asahi.com/articles/ASJ7P5253J7PULBJ00M.html

(かなり前の記事ですが、こういった職種の給与として参考になるかと思います。)

 

 

この記事を多くの潜水艦乗組員が、「俺いく~~~。」「応募したい!」って言ったことでしょう。
 

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しかも、来年4月にはさらに現給保障が切れて、給与が全面的に下がります。

国防よりも節約という国家の方針に呆れてしまいます。

 

ぜひ、ご一読をおねがいします。

 


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