ほとんどの自衛官は名刺が必要ではないのでつくったことがないとおもいますが、
自衛官にも渉外をする必要があります。
自衛隊関係諸団体や自治体、外国の軍などとの交流や式典、親睦会などの仕事や
自衛官募集のための活動には連絡先が必要なので、そういった特別な自衛官は名刺を持ちます。
つまり、その名刺で軍同士の交流もするわけです。多国籍の軍との合同演習のレセプションでその自作名刺を出すことになるわけなのですよ。自腹を嫌がるならそれで、ご挨拶することになります。
さすがにそれはイヤでしょ?だから、自腹できちんとした名刺をつくるわけですわ。
これも公務員バッシングが激しくなったときに、個人で使うものを税金で買うなというバッシングで
自衛官だけではなく、公務員全体で名刺は自腹で作ろうという動きが起こり、デザインフォーマットは
ある程度確立したものを使うとしても、名前などはパソコンで入力して、名刺用印刷シートを消耗品で
買いそれに印刷して切れ目をプチプチプチと切って、一枚一枚にするという作業をして作っているようです。
ただ、地本でも本部長とか部隊でも司令、指揮官、艦長、将軍様達などあのペラペラのいかにも自作の
名刺をもつのは公式な席では憚られると感じる人も多いので、そうなると自腹で印刷屋さんにお願いしてきちんとした名刺を持つ人も多くなるのです。
自衛官の名刺で紙が印刷で作られているものをもらったらそれはかなりの確率で自腹なので、同じものは何枚ももらわないほうがいいのです。
そういうキレイな自腹名刺をもっている人は、重要な職についている場合が多いので、外国の司令などにバカにされないように本当はきちんとしてないといけないのですが、我が国はそれよりも予算を少なく節約することを重視するわけです。
「名刺は自腹なのでほとんどの人は持ってないですから、持ってない人に下さいとかいうのは可哀想。それっくらいは自衛隊を知る人は配慮しましょうねっ ♥」 よろしくお願いします ( `・∀・´)ノヨロシク
いい名刺を作っているひとほど、たくさんの重要なレセプションや懇親会、会合にでなければならないわけですから、その名刺はあっという間になくなります。また幹部自衛官は1~2年に一度は移動があります。そういう渉外が多い指揮官の配置でなければ、名刺はパソコン手作りもので事足りますが、歴任するとそのたびごとに数万単位で名刺代がかかるわけです。
こんな話が表に出ることがないのも、そんな話を外に出すとみっともないという意識と、我が自衛隊のことを悪く言うなという感覚があるからなのですが、今、国会は補正予算をつくっています。
こんな細かいことですら足らないという状況を国会議員は知りません。
こんな小さなことですら、自腹になっている自衛隊が、他の大きな輸送、救護、補給、人員、燃料、そして、一番重要な武器弾薬が足りているはずがないのです。
小さなことからでも議員が疑問におもって、自衛隊は本当に北朝鮮有事に立ち向かえるだけの予算があるのか、兵站が十分なのかと考えて調査することにならなければ、自衛隊や防衛省は足らないという意見を言えませんから伝わりません。
国会にはいまだに制服組が意見をいうために呼ばれたりすることは不可能なのです。防衛省への質問は事務官が答えるのですよ。現場の悲鳴は国会には伝わりません。だから外から自衛官ではない私たちが言うしかないのです。
自衛官の予算が足らない。今大変だということをじっと我慢して耐えていることでは何も制度は変わりません。皆に知られると恥ずかしい。そんなみっともないことを言うなということでこれまで隠してきた歴史も努力もわかりますが、もう、変えましょう。
変えないと「この国」はいずれ、消えてなくなってしまいます。
自衛隊が迫りくる危機に対処できるためのルール改正、予算拡大、待遇改善などに賛同いただけるみなさんとの支援の輪を広げるための会です。ご賛同いただける方のご参加をお待ちしています。
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