○西武13-4ロッテ●(17日、西武ドーム)

 西武が今季最多の13得点で連敗を4で止めた。

一回に浅村が先制の満塁本塁打。

1点差に迫られた五回も浅村、大崎のソロなどで4点、

七回も4点を加えた。

2番手・豊田がプロ初勝利。

ロッテは投手陣が粘れなかった。



 ○中日6-5DeNA●(17日、ナゴヤドーム)

 中日が今季初のサヨナラ勝ちで3連勝し2季ぶりの貯金1。

1点を追う九回、ルナの適時二塁打で同点とし

平田が決勝の適時打を放った。

5番手で投げた新人の又吉がプロ初勝利。

DeNAは抑えのソーサが崩れ4連敗。

 ★ブランコが抹消 

DeNAのトニ・ブランコ内野手(33)が17日、

名古屋市内の病院で

「左大腿(だいたい)二頭筋肉離れ」と診断され、

出場選手登録を抹消された。

16日の中日戦(ナゴヤドーム)で

四回の走塁時に左太もも裏の痛みを訴え、

五回の守備から退いていた。

中畑清監督は「復帰まで約1カ月かかる」と話した。



 ○オリックス7-5日本ハム●(17日、ほっともっと神戸)

 オリックスが本塁打攻勢で逆転勝ち。

四回に安達の1号3ランで1点差に迫り、

五回にペーニャが8号3ランを放った。

2番手の新人・東明がプロ初勝利。

日本ハムは最大4点あったリードを投手陣が守れなかった。



 ○巨人5-3ヤクルト●(17日、神宮)

 主砲同士のアーチ競演も、巨人が逃げ切った。

同点の四回、阿部のソロなどで2点を勝ち越し、

五回も阿部が4号を放った。

今村が今季初先発で白星。

ヤクルトはバレンティンの8、9号で追い上げたが及ばなかった。

 ○…ヤクルト・バレンティンがアーチ量産態勢に入った。

2試合連続でしかも2発。

16試合で9本と、2試合に1本のペースを超えた。

「ストライクゾーンに対して

自分のスイングで打てるようになってきた」

と本人も調子の上昇を感じている。

ただし2試合連続でチームの勝利に結びつかなかった。

「仕方ない。自分はベストを尽くしている」と言いつつも

「タイトルは3回取ったので、こだわらない。

今年はチームの優勝だけを考えている」と悔しそうだった。



 ○広島8-2阪神●(17日、マツダスタジアム)

 広島が2連勝。

一回、松山の2点打で先制すると、その後も着実に加点した。

バリントンは変化球がさえ、8回1失点で2勝目。

阪神はゴメスが来日1号ソロを放ったが反撃が遅く、3位に転落した。


(毎日新聞)