昨年末

プロ11年目にしてツアー初Vを飾った宮里優作が

大きな飛躍を遂げようとしている。(ISM)

 国内男子ツアーの東建ホームメイトカップは20日、

三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に

最終ラウンドの競技を行い、

2位タイから出た宮里が

8バーディ、2ボギーの6アンダー65をマーク。

通算14アンダーまでスコアを伸ばして、

昨年12月のゴルフ日本シリーズJTカップに続き、

年をまたいでの国内連勝を達成した。

 前日首位と1打差の2位タイに浮上していた宮里は、

スタートホールの1番から5連続バーディを奪って

首位に浮上すると、後続に4ストローク差をつけてハーフターン。

後半は2ボギーを叩くなど若干バタつきを見せたものの、

序盤のリードを守り切って

初優勝から4か月にして逆転でのツアー2勝目を飾った。

 その他、通算12アンダー単独2位に岩田寛、

通算11アンダー単独3位に小田孔明、

通算10アンダー4位タイに増田伸洋、アダム・ブランド(豪)が入った。

2005年、11年と今大会2勝を挙げている高山忠洋が

通算9アンダー単独6位。

通算8アンダー7位タイに

宮本勝昌、池田勇太、星野英正らが続いている。

 一方、前日トップの丸山大輔は

序盤からボギーを重ねて3オーバー74とスコアを崩し、

谷口徹らと並ぶ通算6アンダー14位タイに後退。

初日、2日目とトーナメントをリードした22歳 大堀裕次郎は

ひとつスコアを伸ばしたものの、前日の「77」が響いて

藤田寛之、武藤俊憲らと同じく通算4アンダー19位タイに終わった。