チャンピオンズリーグ(以下CL)は現地時間16日に、

グループリーグ初戦が行なわれ、グループDでは、

香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)が

ホームでアーセナル(イングランド)を2対0で下し、

白星スタートを切った。

 ここ4シーズンで3度目の顔合わせとなる

ドルトムントとアーセナルの一戦。

ドルトムントは前半終了間際の45分、

今夏新加入のインモービレが

ハーフウェイライン付近からドリブルで持ち上がり、

低い弾道のシュートをファーポストに決めて先制する。

すると後半開始早々の48分に、

オーバメヤンがGKシュチェスニーをかわして追加点。

守ってはアーセナルに最後までゴールを許さず、2対0で完封勝利。

ホームのアーセナル戦では、2002年10月以来

12年ぶりの白星を手にした。

 なお、ドルトムント復帰後初戦となった前週末のリーグ戦で

ゴールを決めていた香川は、同試合中に足をつって途中交代となっており、

この日はベンチ入りしたが出場機会はなかった。

 グループDのもう1試合では、

ガラタサライ(トルコ)がホームでアンデルレヒト(ベルギー)と

1対1で引き分けている。(STATS-AP)



 グループBでは、

昨季王者レアル・マドリー(スペイン)が

ホームで柿谷曜一朗所属のバーゼル(スイス)に5対1で大勝した。

また、5シーズンぶりの出場となったリヴァプールは、

ホームでルドゴレツ(ブルガリア)に2対1と競り勝っている。

 前週末の国内リーグで、

アトレティコ・マドリーとのダービーを落として2連敗を喫し、

プレッシャーのかかっていたレアルだが、この日は攻撃が爆発。

14分にナチョの強烈なシュートが相手のオウンゴールを誘って先制すると、

30分にはモドリッチの絶妙なパスに抜け出したベイルが追加点。

さらに1分後にベイルのクロスから

クリスティアーノ・ロナウドがゴールを決めると、

37分にはハメス・ロドリゲスもネットを揺らす。

 4点差とした直後の38分に1点を返されたものの、

終盤の79分にC・ロナウドとのパス交換からベンゼマもゴールを奪い、

5対1で大勝を収めた。

なお、バーゼルの柿谷は64分から途中出場しCLデビューを果たしている。

 試合後、レアルのアンチェロッティ監督は

「チームが見せたリアクションに満足している。

(本拠地サンチャゴ・)ベルナベウはハッピーな雰囲気に包まれたと思う」

と満足した様子を見せている。

 5シーズンぶりにCL復帰を果たしたリヴァプールは、

スコアレスで迎えた82分にバロテッリの移籍後初ゴールで均衡を破るが、

終了間際の91分に同点とされる。

それでも、93分にマンキーリョがPKを獲得すると、

これを主将ジェラードが沈めて決勝点。

劇的な形で勝ち点3を手にした。(STATS-AP)



 グループAでは

ユヴェントス(イタリア)がマルメ(スウェーデン)を2対0で下して、

白星スタートを切った。

一方、昨季準優勝のアトレティコ・マドリー(スペイン)は、

アウェイでオリンピアコス(ギリシャ)に2対3で敗れている。

 ホームにマルメを迎えたユーヴェは、

ボールを支配しながらもなかなか決定機を作り出せない展開が続いたが、

59分にテベスのCLでは5年以上ぶりとなるゴールで均衡を破る。

すると1点リードで迎えた終了間際に、

テベスが直接FKで追加点を挙げて勝利を収めた。

 CLでは久々のゴールを含む2得点を記録し、勝利の立役者となったテベスは

「CLでのゴールを恋しいとは思ったことはない。僕にとってそれは問題ではない。

チームのためにプレーしているし、

ここではつねに、これが最後の試合だと思ってプレーしている」

と自身のゴールよりもチームの勝利が重要だとしている。

 敵地でのオリンピアコス戦に臨んだアトレティコは、

31分までに2点を先行される苦しい展開に。

38分に新加入のマンジュキッチのヘッドで1点を返すも、

後半に入った73分にミトログルにゴールを奪われ再び2点差に。

終盤の86分にグリズマンのゴールで1点差に詰め寄る粘りを見せたが、

そのまま2対3で敗れ、まさかの黒星発進となった。(STATS-AP)



 グループCでは

モナコ(フランス)がホームでレヴァークーゼン(ドイツ)を1対0で下した。

また、ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)は

アウェイでベンフィカ(ポルトガル)を2対0で下している。

 今夏の移籍市場で

ファルカオ(マンチェスターU/イングランド)や

ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー/スペイン)を放出し、

国内リーグで不振に陥っているモナコだが、この試合では堅守を披露。

61分に、

古巣対決となったベルバトフのアシストから

モウチーニョが先制点を挙げると、この1点を守り切って勝ち点3を手にした。

 敵地でベンフィカと対戦したゼニトは、

開始早々の5分にフッキのゴールで先制。

18分に相手GKアルトゥールが一発退場となり数的優位に立つと、

22分にビツェルが追加点。

そのまま2対0で勝利を収めている。(STATS-AP)