ドイツ・ブンデスリーガは

現地時間20日(以下現地時間)に第4節の6試合が行なわれ、

2位バイエルンが最下位ハンブルガーSVと0対0で試合を終えた。

一方、岡崎慎司が所属する7位マインツは

香川真司と丸岡満が所属する4位ドルトムントと対戦し、

岡崎のゴールなどで2対0の勝利。

暫定ではあるものの、バイエルンとドルトムントの2強をかわし、

2位に浮上した。

 敵地に赴いたバイエルンでは、

先発予定だったロッベンが

ウォーミングアップ中に負傷というアクシデントが発生。

代わってミュラーが開始からピッチに立ったが

一向にゴールが奪えない状況に、

グアルディオラ監督は後半、シャビ・アロンソ、

ゲッツェ、レヴァンドフスキを投入するも、

最後まで得点のないままドローに終わった。

 ミッドウィークのチャンピオンズリーグで、

マンチェスターC(イングランド)に

終了間際のゴールで1対0と勝利していたバイエルン。

試合後、グアルディオラ監督は

「CLのマンチェスターC戦があったので、

試合に入るのが簡単ではなかった。

後半は多少良くなったが、残念ながらチャンスを活かせなかった。

努力を続けていかなくてはならない。

これから12月までタフな戦いが続く」と、前を向いた。

 清武弘嗣と酒井宏樹が所属する3位ハノーファーは、

5位タイのパーダーボルンに0対2と完敗した。

71分に失点したハノーファーは終了間際にFKのチャンスを得ると、

GKロベルト・ツィーラーもゴール前に上がり、同点弾をねらいにいく。

しかしこれが相手のクリアに遭うと、

エリア外でボールを受けたシュトッペルカンプがそこからシュート。

無人となっていたハノーファーゴールに転がり込み、

ブンデス史上記録となる83メートル弾をマークした。

清武と酒井宏はフル出場している。

 ホームにドルトムントを迎えたマインツは66分、

ジャイロがゴール前へ送ったクロスを

岡崎が滑り込みながらネットに流し込み、先制ゴール。

岡崎はその3分後にインモービレのシュートを腕に当てて

PKを献上するシーンもあったが、

マインツはGKカリウスの踏ん張りでこのピンチを凌ぎ、

相手のオウンゴールでさらに加点し、2対0と快勝した。

岡崎はフル出場、香川は先発し65分に途中交代で下がった。

丸岡は80分から途中出場し、ブンデスデビューを果たしている。

 酒井高徳が所属する17位シュトゥットガルトは、

8位ホッフェンハイムにホームで0対2と敗れ、早くも今季3敗目。

酒井高は先発し、0対1で迎えた56分にピッチを退いた。

 この結果、パーダーボルン、マインツ、

ホッフェンハイム、バイエルンが勝ち点8で並び、

得失点と総得点数差によりパーダーボルンが暫定首位、

マインツが同2位に浮上。

シュトゥットガルトは最下位に転落し、ドルトムントは8位後退となった。

 なお、13日のヘルタ・ベルリン戦で2ゴールを挙げ、

ブンデス通算28得点を樹立して

日本人得点記録の単独トップに立っていた岡崎は、

この日のゴールで今季4得点、通算29得点をマーク。

自身の記録を更新するとともに、

ブンデス得点ランキングの暫定首位にも立った。

 そのほか、内田篤人所属の16位シャルケは、

長谷部誠と乾貴士所属の10位フランクフルトと2対2で引き分け。

長谷部と乾はフル出場、内田はベンチ入りから外れている。

また、12位アウクスブルクと11位ブレーメンの一戦は、

4対2でアウクスブルクに軍配が上がった。(STATS-AP)