アイドルグループ・SKE48の松井玲奈の卒業コンサートが

30日、愛知・豊田スタジアムで行われ、4万5000人の観客を前に

「これからは別の道に進みますが、

ここで経験したことは私の人生においてかけがえのないものだと思います。

それを作ってくださった皆さん、支えてくれた皆さんありがとうございます」

と涙ながらに感謝を伝えた。(オリコン)

 「仲間の歌」でグループカラーのオレンジ色のサイリウムを求めていた松井は、

「ナゴヤドームでは、全員でその光を見ることができなかったから、

全員で豊田スタジアムで見たいと思ってお願いしてしましました。

本当に今まで見たことないくらい素敵な景色で、みんなもうれしそうでした」と涙。

 最後は「皆さんとメンバーに向けて思いを込めて歌いたいと思います」と、

SKE48として在籍した日数をタイトルにした「2588日」をソロで披露した。

 「手紙のこと」の歌唱中には、

途中で1期生として苦楽を共にしてきた松井珠理奈、大矢真那が、

玲奈への手紙を読み上げた。

“W松井”として共にグループを引っ張ってきた珠理奈は

「玲奈ちゃんが月で私が太陽と例えられてきたけれど、

私にとってはずっと玲奈ちゃんが太陽のような存在でした」と、

思いを伝えるうにちこらえ切れなくなり号泣。

 何度も涙を拭き

「やっぱり、私は玲奈ちゃんが大好きです。

安心して卒業してほしいので、もっと強くなります。

1期生は二人になっちゃうけれど、SKEは守るから見守っていてください」

と前を向いた。

 コンサートには、

AKB48に移籍した木崎ゆりあや、

愛ある厳しい指導でSKE48を鍛え上げた振付師の牧野アンナ氏も登場。

玲奈が交換留学をした乃木坂46のライブ会場と映像をつなぎ、

感謝の気持ちを込めて衣装がプレゼントされるひと幕もあった。

 松井は2008年7月にSKE48の第1期生オーディションに合格し、

珠理奈とともに「W松井」としてグループの顔としてグループを牽引してきた。

シングル18作品すべてに参加し、16曲目でセンターを担当。

あす31日の劇場公演を最後に卒業し、今後は女優として活動していく。