ドイツ・ブンデスリーガは

現地時間22日(以下現地時間)に

第30節の6試合が行なわれ、

香川真司所属の4位ドルトムントは、

9位ボルシアMGに3対2で勝利した。

前日の試合で3位ホッフェンハイムが

7位ケルンと引き分けていたため、

ドルトムントがホッフェンハイムをかわして3位に浮上した。

 トゥヘル監督はこの日、

香川、オーバメヤン、ヴァイグルらをベンチに置いて

試合をスタート。

ドルトムントは開始10分に

ロイスがPKを沈めて先制に成功するが、

22分にシャヒンが負傷退場を強いられると、

43分には同点に追い付かれ、

48分にはオウンゴールで逆転される。

 それでもドルトムントは59分、

2分前にロイスと代わって入ったオーバメヤンが

デンベレのお膳立てからネットを揺らして同点とすると、

87分にはFKのチャンスから最後はゲレイロがヘッドで逆転弾。

勝ち点3を手にして3位に浮上した。

 ドルトムントはこのあと、26日に

バイエルンとのドイツカップ準決勝を戦うが、

地元紙『ルール・ナッハリヒテン』(電子版)は

シャヒンが

足首の外側側副靭帯を断裂した可能性があると伝えている。

また、筋肉の故障でこの日の試合を欠場した守備の要ソクラティスも、

ドイツカップに間に合うか微妙な状況だという。

 武藤嘉紀所属の15位マインツは

首位バイエルンと2対2で引き分けた。

残留に向けて気の抜けないマインツは

開始早々にボージャンのゴールで先制すると、

追い付かれてからの40分に武藤がエリア内で倒され、PKを奪取。

マインツはこれをブロジンスキが決めて勝ち越すと、

相手の反撃を73分の1点に抑えて勝ち点1を獲得した。

武藤はフル出場した。

なお、バイエルンはこれで公式戦6試合わずか1勝と

勝ち星が遠い状況にある。

 原口元気所属の5位ヘルタ・ベルリンは、

13位ヴォルフスブルクに1対0で白星。

原口は93分からの投入となった。

長谷部誠所属の10位フランクフルトは、

宇佐美貴史所属の16位アウクスブルクに3対1で快勝。

長谷部はケガにより今季残り試合は欠場とみられている。

宇佐美は57分までプレーした。

 また、酒井高徳所属の14位ハンブルガーSVは、

最下位ダルムシュタットに1対2で黒星。

酒井はフル出場している。

17位インゴルシュタットは8位ブレーメンに2対4で敗れた。

ブレーメンのクルーゼが4ゴールをマークしている。

 この結果、残留争いではハンブルガーが15位、

ヴォルフスブルクが14位に転落。

マインツは両者と同じ勝ち点33ながら、得失点差で13位に浮上した。

しかし、いずれも昇降格プレーオフ圏内の16位アウクスブルクとは

勝ち点1差と、厳しい状況が続いている。