NBAのドラフトが22日にニューヨークで行われ、

セルティクスから全体トップ指名権を譲渡されていた76ersが

予想通り、ワシントン大のガード、

マーケル・フルツ(19歳)の名前をコールした。

1メートル93、88キロのフルツは

今季25試合に出場して

1年生選手としては全米最多の23・2得点をマーク。

万能型のポイントガードとしてその能力は高く評価されていた。

76ersは昨年のドラフトでも全体トップで

ベン・シモンズ(20歳=昨季は故障で全休)を指名しており、

2年連続で“金の卵”を獲得した。

 2番目には

フルツと並ぶ全米屈指のガードとして注目されていた

UCLAのロンゾ・ボール(19歳)がレイカーズに指名され、

1番目から3番目に下がったセルティクスは

デューク大のフォワード、ジェイソン・テイタム(19歳)を指名。

4番目のサンズはカンザス大のフォワード、ジョシュ・ジャクソン(20歳)、

5番目のキングスは

ケンタッキー大のガード、ディアーロン・フォックス(19歳)との

交渉権を獲得した。

 8番目に

ニックスがフランス出身のガード、フランク・ニキリーナ(18歳)を指名するまで

上位7人はすべて米国の大学1年生。

1巡目30人の中で16人の1年生が指名されたのは、

昨年(14人)を上回る史上最多の人数となった。

 日本の八村塁(19歳)が所属し、

今季の全米大学選手権(NCAAトーナメント)で

決勝まで進出したゴンザガ大(ワシントン州)からは2選手が指名を受け、

センターのザック・コリンズ(19歳)は

全体10番目にキングスに指名されたあとに

トレイルブレイザーズへトレード。

ガードのナイジェル・ウィリアムスゴス(22歳)は

2巡目(全体55番目)にジャズから指名された。

 ドラフトは2巡目まで行われ、指名されたのは計60人。

今季のファイナルに出場したウォリアーズとキャバリアーズには

指名権がなかったが、

ウォリアーズはブルズが2巡目(全体38番目)に指名した

オレゴン大のフォワード、ジョーダン・ベル(21歳)をトレードで獲得した。

 米国籍以外の選手で最上位で指名されたのは

フィンランド出身のセンターでアリゾナ大に在籍していた

センターのラウリ・マーカネン(20歳)で

全体7番目にティンバーウルブスが指名。

直後にジミー・バトラー(27歳)との交換でブルズにトレードされた。

 チーム別指名選手の最多は76ersの6人。

セルティクス、レイカーズ、キングスが4人で続き、

クリッパーズ、キャバリアーズ、ウィザーズは指名選手なしとなった。

 なお最終60番目の指名選手は

フランス出身のフォワード、アルファ・カバ(20歳)で、

ホークスが最後にその名前をコールした。(スポニチアネックス)