女子サッカー、残念でしたね。女子サッカーの記事を書こうかと思いましたが、皆さん書いており今更感が強いので、やめておきましょう。

売れないPさんがサッカーとゴルフを絡めて秀逸なブログを書かれているので、是非ご覧ください。


さて、国内ツアー選手の全英女子オープン出場資格はサントリーレディス終了時点の賞金ランク上位5人でした。イボミさんと申ジエさんは賞金女王狙いのために全英を欠場し、絵理香姫は地元での試合を優先、上田さんも欠場します。

結局、既に出場資格を持っていたテレサさん以外には、サントリー終了時点で出場資格を得た成田さんと、出場権が繰り下がったために出場可能となった笠さん、渡邉さん、吉田さん、大山さんが出場します。


それぞれの選手に事情があるので仕方がない面もあります。


1つは日程の問題です。全英の週には今年から大東建託の試合が新設されました。国内ツアーは37試合ですが、3月のダイキンから11月末のリコーカップまでほぼ休み無しです。

アースとサマンサタバサの間に2週間の休みがありますが、ここには全米女子OPがあります。

大東建託の試合をアースの翌週に持ってきたら簡単です。これならぱ、全米と全英の週の試合はオープンとなりますので、無理をすれば国内ツアーを犠牲にせずに海外メジャーにチャレンジできます。


ただ、あくまでもカレンダー上のことであって、生身の身体にとってはきつい日程です。遠征疲れがその後の試合に悪影響を与える可能性は大いにありますからね。

本当は前後の週もオープンにすれば良いのですが、そのためには開幕戦を2月にするか、最終戦を12月にずらすか、もしくは試合数を減らすか・・・・の3択です。最も現実的なのは2月に開幕して、日程を前倒しすることです。

しかし、これが現実的ではないのですね。ゴルフ場の都合、スポンサーの都合、そして放送局の都合といった大人の事情が絡みます。


もう1つ、海外メジャーでの賞金獲得額が国内ツアーに反映されないことがあります。男子ツアーと女子ツアーの違いがここにあります。

以前から、ネギックはこの問題を指摘し改善すべき・・・と書いてきました。さくらさんがアメリカツアーに本格参戦した今でも同じ思いです。賞金額を反映させろというのは、さくらさんを有利にするための手段として主張してきたわけではありません。日本人選手が海外メジャーで活躍するためには、出場資格を持つ選手が後顧の憂いなくチャレンジすることが最初の一歩です。それにストップをかけているのが現行制度です。


ただ、海外メジャーで獲得した賞金額を国内ツアーに加算するには規約の改正手続が必要です。

JLPGAは一般社団法人なので定款があり、それ以外にも運用規定や細則といったものがある筈です。

変更するためには、理事会の決議を必要とするものや、更に総会の決議を必要とするものもあります。

一番やってはいけないことは、そんなことを言っているような状況ではないという理由で、規定の改定をせずに協会が突然自分たちの都合の良いように解釈して運用することです。

賞金加算については異論もあるでしょうが、議論を重ねてより良いルールに変更してほしいです。勿論、来シーズン以降に適用されるルールです。


どこかの国の憲法論争のようになってしまいました(笑)。