アメリカツアー、ロッテチャンピオンシップ初日はサスペンデッドとなりました。

さくらちゃんは午後の比較的遅い時間にスタートしましたので心配しましたが、無事ホールアウトしました。


トップは6アンダーのPクリーマーさんとイミヒャンさんです。このくらいのスコアの選手は出てくるでしょうね。日本人選手では藍ちゃんが3アンダーと好発進しました。


日本人選手の初日成績です。

17位  -3 藍ちゃん    3バーディ

47位  -1 さくらちゃん  2バーディ、1ボギー

47位  -1 野村さん    4バーディ、3ボギー

71位   E  彩子さん    3バーディ、3ボギー

71位   E  畑岡さん    4バーディ、2ボギー、1ダボ

86位  +1 美香さん    2バーディ、3ボギー

119位 +3 @山口すず夏さん 4バーディ、4ボギー、1トリプルボギー


スタッツ比較です。

       フェアウェー パーオン パット数

藍ちゃん   11/14  16/18  31

さくらちゃん  11/14  14/18  31

野村さん   10/14   9/18  26

彩子さん    9/14  13/18  30

畑岡さん    6/14   8/18  24

美香さん    9/14  11/18  30

@山口さん   9/14  11/18  30


藍ちゃんはパーオン率88%とショット好調です。ただ平均パット数が1.8125で、バーディ決定率は18.7%ですからもう少しバーディパットを決めたかったですね。出入りが激しい最近の藍ちゃんとはパターンが違います。2日目も60台で回れば週末が楽しみです。


さくらちゃんはパーオン率78%と、風の強いコースとしては上出来でしょう。平均パット数は1.857でバーディ決定率が14.3%です。藍ちゃんを超えるバーディ欠乏症です。ボギー1個というのは評価できますが、ロングで2バーディ獲っていれば合格点でしたね。ロングでノーバーディではシンドイですよ。

さくらちゃんの初日はショットが良いもののパットで苦しみました。悪い時のパターンだと翌日はショットが悪くなりパットでもカバーできないということになりがちです。幸いなことに2日目は午前スタートです。ショットとパットが噛み合ってくれる可能性もあります。藍ちゃん同様に、週末を楽しむためには2日目60台で回って欲しいですね。


野村さんと畑岡さんはショットがイマイチでしたが、パットで何とかスコアを作りましたね。

天候次第ですが、予選カットラインがイーブンパーになると畑岡さんと美香さんは2日目午後スタートになりますので、結構厳しいですね。アンダーパーの日本人選手3人も油断はできません。



ベテラン選手ほどパットで苦しんでいます。若手選手の方が平均パット数が良いというのはアメリカツアーだけではなく、国内ツアーも同じです。

若手選手は強気のパットで直線的にパットを打つ傾向が強いですが、ベテランになるとジャストタッチでラインを読み過ぎる傾向が強いように感じます。

今のアメリカツアーは20歳前後の選手がツアーの中心となりつつあります。30歳前後の選手はかなり厳しい状況ですね。


野村さんは24歳、畑岡さんは10代ですから今のアメリカツアーに対応できる年齢です。昨シーズンは野村さんがシーズン序盤で2勝して勢いに乗りましたが、今シーズンは野村さんも含めて似たような成績です。畑岡さんはまだまだ実力的にはこれからの選手です。20歳から25歳の間にアメリカツアーで活躍できるまで実力レベルを向上させることができるかどうか・・・。


さくらちゃんや藍ちゃんが今20歳から25歳までであれば、今のアメリカツアーでも活躍できるのではないかと思いますよ。飛距離で負けるから無理だという意見もあるでしょうが、全盛期の2人であれば十分対抗できると思います。しかし、残念ながら2人ともに30歳を超えてしまいました。

それでも日本人選手としては抜けた実力を持っている2人ですから、いつか、どこかの試合で優勝してくれるのを待つしかありません。