今週は全米女子オープンです。日本からも多くの選手がアメリカに向かっている筈です。
その前に、彩子さんが6位に入ったソーンベリー・クリーク・クラシックを総括しなければなりません。
彩子さんのスタッツとさくらちゃんのスタッツです。
6位 -17 彩子さん
フェアウェー 10-13-11-11 (45/56)
パーオン 14-15-16-13 (58/72)
パット数 32-27-27-26 (112)
バーディ 1- 6- 7- 7 (21)
ボギー 1- 0- 0- 3 (4)
スコア 72-66-65-68
ショットも好調ですがパットも良いですね。ショットとパットが噛み合ったゴルフというのはこういうゴルフを言うのでしょう。バーディ決定率は2日目40%、3日目43.7%、最終日53.8%でした。グリーンに乗れば4割から5割の確率でバーディパットが入っています。全てが2m以内だったかというと違うと思います。
そして、ボギーも少ないですね。パーオン率が高いのでボギーは出ません。最終日だけはパーオン13ホールでしたのでボギーも3個叩いてしまいました。
ただ、残念なことに、彩子さんは全米女子OPに出場できません。
CUT E さくらちゃん
フェアウェー 12-12 (24/28)
パーオン 13-12 (25/36)
パット数 29-31
バーディ 2 -3
ボギー 1- 4
スコア 71-73
2週間ほど前に、フェアウェーキープが1ラウンド1回という日がありました。それは克服したと思います。フェアウェーキープ率では彩子さんに負けませんが、パーオン率では負けています。さくらちゃんの方が飛距離は出ますのでパーオン率も高くないといけません。単純に、フェアウェーキープが12ホールあれば、全てパーオンして欲しいですし、そこにショートホールが加わるのですから、パーオン数は14~15にはして欲しいです。やはりアイアンの精度が問題ということになります。しかも、さくらちゃんの場合はロングパットが決まることは少なく、ミドルパットも殆ど入りません。結局バーディ決定率が2割以下で、パーティ不足となります。このパーオン率なら最低でも初日4バーディは欲しいですね。2日目は中断とサスペンデッドの影響でボギーも出てしまいました。初日はバーディ不足、2日目はボギーの叩き過ぎです。
優勝はキャサリン・カークさんでしたが久しぶりの優勝ですね。昨年はリディアコーさんとAジュタヌガーンには太刀打ちできない雰囲気がありましたが、今年はこの2人が優勝できないままツアーは中盤戦を迎えています。いや、Aジュタヌガーンさんにいたっては、調子の出ないさくらちゃん以下の成績が続きました。故障を抱えていることもありますが、こういう状況になると各選手ともに自分も勝てるという気持ちが湧いてくるでしょうね。
今回のトップテンには、さくらちゃんよりも今シーズンの賞金ランクが下位だった選手も入りました。と言うことは、さくらちゃんにもチャンスがある筈です。ただ、こういう選手は必ずと言って良いほど、いつも入らないパットが入ったという結果が残っています。特に、今大会のようなバーディ合戦はパット合戦でもあります。
ただ、全米女子オープンに直結するかどうかはわかりません。全米女子OPがどのようなコース設定で開催されるのか不明ですし、何と言ってもあのトランプ大統領の持つコースです。全米女子OPらしい設定の試合であって欲しいですが・・・・。
全米女子オープンは、普通であればバーディ合戦、パット合戦にはなりません。ショットとパットの両方が求められます。
調子の良い時のさくらちゃんは、そういう設定の試合には強かったですが、今の状態ではどこまで戦えるでしょうか。さくらちゃん自身はなんとか元気でやっているようですが、ゴルフの調子についてはまだ満足していない様子です。
しかし、この段階になって理想論を語っても意味はありません。ラッキーであろうが「勝ちに不思議の勝ちあり」と言われようが、結果が全てです。