先日の「QT制度変更の影響」という記事に<けんさん>よりコメントを頂いたので紹介します。


>今回の改革、2019年からなので、2020年のツアーにはTP単年登録者は存在するでしょうが、2021年以降は居なくなるという事で良いですか?
また、2021年以降、プロ宣言している選手でLPGA会員になっていない選手は、主催者推薦も含めてレギュラーツアーもステップアップも出場出来ないという理解で正解でしょうか?それとも、主催者推薦の場合だけは出場可能なのでしょうか?
2021年以降、TP単年登録が無くなった場合、LPGA会員でない選手の活動は(海外のQTの仕組みは分かりませんが、参加可能だとした場合)、海外のQT、及び日本のプロテスト受験から頑張るしかない状況に陥るという事でしょうか?
この改革は鎖国的な一面があると思いますが、良いか悪いかは別にして、会員になっていない日本人選手にも厳しくなるという事ですよね?



協会から発表されていない部分もありますので、一部憶測になりますが、以下の通りになるものと思われます。

2020年に行われるQTにはTP単年登録者は出場できなくなりますので、2021年度からはTP単年登録者という存在が無くなるものと考えられます。仮に名称のみ残ったとしても意味が無いですからね。

レギュラーツアーとステップアップが同時に開催される週には216人前後の選手が出場します。シードやQT順位によって決まる出場枠は現役の協会会員だけで十分埋まります。

つまり、プロテストに合格していない選手は主催者推薦しか国内ツアーに出場する機会は無いと思います。

主催者推薦はアマ選手も出場可能なので、プロテストに合格していない選手も出場可能ではないかと思うのですが、この部分については現時点では確認できません。

場合によってはアマ選手は出場できても、プロテストに合格していないプロは出場できないということもあるかも知れません。いや、その場合、プロと呼んでも良いものなのかどうか・・・・。


TP単年登録者のうち日本人選手は現在50人弱います。外国人選手は自国のツアーに戻ることも可能ですが、日本人選手は行き場がありません。逆に海外の下部ツアーを目指すしかなくなります。

プロテストは一発勝負です。実力があり、将来の国内ツアーを背負う逸材であればプロテストを一発合格するだろうと思われガチですが、ゴルフは偶然性の強いスポーツです。賞金女王でもそのシーズンに予選落ちすることがあるのですから、一発勝負で漏れてしまった選手を救済する方策も必要でしょう。


特に、2019年のプロテストは高校3年生と高卒1年目の選手がぶつかって激戦となることは必至です。そこにTP単年登録者のプロテスト受験も重なります。日本ツアーに残りたい外国人選手も受験するかも知れません。

現在の20人という合格枠を2~3年限定で増枠することも検討して欲しいですね。