2014年シーズンも残りあと僅か、第17戦アメリカグランプリが開催されました。
舞台はテキサス州オースティン、サーキット・オブ・ジ・アメリカズです。
すでにストーブリーグが始まっていますが、来年まで待てない様な事態が・・・辞退が・・・発生。まずは、ケータハムがアメリカ、ブラジルの2戦について欠場することを発表したかと思えば、
マルシャもアメリカGPを欠場する事となり、アメリカGPは参加台数が18台となってしまいました。
共に理由としては、財政難により身売り先を探しているが、まだ見つかっていない為だそうです。
さらに、ザウバー、フォース・インディア、ロータスの3チームも、
小規模チームへの救済等がない様なら、レースをボイコットする事も辞さない構えで、
下手すれば6チーム12台でのレース・・・なんて事態にもなりかねない状況でした。
とりあえずはボイコットしないって事になって、参加台数は18台を確保。
ケータハム、マルシャについても、身売り先が見つかれば最終戦辺りは出場できるかも???
ってことですが、来シーズンに向けても心配な材料となっています。
そして何より残念なのが、小林可夢偉が出場できないことです。
チームが消滅と言う事になれば来年はどうなる・・・ホンダがリザーブででも使ってくれればね・・・
一応、2016年から新チームが参戦するし、1チーム3台エントリーなんて話も・・・先行き不透明です。
チャンピオン争いの方に目を移すと、このところもう一つ元気がないニコ・ロズベルグに対して、
チャンピオンに向かってまっしぐら、王者の風格漂うルイス・ハミルトン。
ポイント差は17ポイントですが、すでに勝負は決した感も・・・後は最終戦ポイント2倍が気になるが。
このレースでも、ロズベルグがポールポジションからスタートし、レースをリードしますが、
第2スティントに入るとペースダウン、2番手スタートから追い上げたハミルトンにあっさりパスされ、
後はなす術なしって感じで、ハミルトンの後ろを走っていくだけ。
ハミルトンはロズベルグのペースを見ながら、自らのペースをコントロールしてましたが、
それを見たロズベルグは追うのを諦めたって・・・そんな事ではチャンピオンなんて無理ですよ。
最後まで攻めて攻めて攻めて行けば、ハミルトンがミスする可能性もある訳だから。
そんな訳でハミルトンがこのレースを制し、終盤戦怒涛の5連勝。
通算32勝目はナイジェル・マンセルを抜き、フェルナンド・アロンソと並ぶ歴代4位タイ。
チャンピオン争いの方でも、ロズベルグとの差を24ポイント差まで広げています。
2位にはロズベルグが入り、今シーズン10回目の1-2フィニッシュ。
ウィリアムズの2台を抜いて3位表彰台を獲得したのはダニエル・リカルド。
4位にフェリペ・マッサ、5位にバルテッリ・ボッタスとウィリアムズ勢が続きます。
以下、アロンソ、ベッテル、マグヌッセン、ベルニュ、マルドナードまでが入賞。
マルドナードは今シーズン初入賞、予選Q3進出しポイント獲得が期待されたスーティルは、
暴れん坊ペレスにもらい事故で、残念ながら0周リタイヤとなっています。
6機目のパワーユニットを投入してピットレーンスタートとなったベッテルは、
ミディアムタイヤでスタート、1周目からセーフティカーが出るとソフトタイヤに交換、
1周走ってまたミディアムに交換し、その後ミディアム-ミディアムとつないで7位入賞です。
最終戦のポイント2倍も気になるとことですが、パワーユニットの方も気になってきています。
メルセデス勢でも、そろそろ6機目を使わなければいけない状況のドライバーもいるのでは???
グリッド降格やピットレーンスタート等がチャンピオン争いに影響を与える可能性もありますね。
チャンピオン争いの方はメルセデス勢の二人に絞りこまれました。
第17戦を終えた段階でのドライバーズランキングは・・・
ルイス・ハミルトン 316pt
ニコ・ロズベルグ 292pt
ダニエル・リカルド 214pt
バルテッリ・ボッタス 155pt
セバスチャン・ベッテル 149pt
フェルナンド・アロンソ 149pt
ジェンソン・バトン 94pt
フェリペ・マッサ 83pt
ニコ・ヒュルケンベルグ 76pt
ケビン・マグヌッセン 53pt
セルジオ・ペレス 47pt
キミ・ライコネン 47pt ・・・
グラフはこちら・・・ ↓
いよいよ残り2戦、第18戦は2週連続開催となるブラジルGPです。
舞台はインテルラゴス、ホセ・カルロス・パーチェ・サーキットで行われます。
11月9日決勝・・・お楽しみに。
2014年アメリカGP〓fab44〓WINNER:ルイス・ハミルトン