先週のアメリカGPに続いて2週連続開催、ブラジルGPが開催されました。
舞台はサンパウロ州インテルラゴス、ホセ・カルロス・パーチェ・サーキットです。
なお、アメリカGPに続いてケータハム、マルシャの両チームは不参加となっています。
チャンピオン争いの方は、ハミルトンがロズベルグに24ポイント差を付けてトップです。
残り2戦ですが、今年は最終戦ポイント2倍のレギュレーションが出来たため、
このレースでのチャンピオン決定はありません。
先週のレースでは、ポールスタートのロズベルグをハミルトンがあっさりパスして、
終盤戦怒涛の5連勝を飾り、ロズベルグを突き放しにかかりましたが、
このレースでも、ロズベルグがポールポジションを獲得しています。
予選では、メルセデス、ウィリアムズ、マクラーレンのメルセデスPU勢3チームと、
レッドブル、フェラーリの5チームでトップ10を占めています。
2番手スタートからハミルトンの逆転はあるか、母国GPのマッサは3番手スタートです。
決勝では逃げるロズベルグをハミルトンが追う展開になっていますが、
メルセデスの2台が本気でバトルを展開しちゃうと、異次元の走りで3位以下を引き離し、
メルセデス勢とその他のマシンが、まるで別のレースをやっている様な感じになっちゃいます。
今年は一年を通して言えることだと思うのですが、3位以下は抜きつ抜かれつで結構面白い。
レッドブルにフェラーリ、さらにマクラーレンやウィリアムズなどがバトルを展開していて、
元ワールドチャンピオン同士や、そこへ伸び盛りの若手が絡むバトルは見応え充分です。
でも、どうしてもメルセデス勢がワールドチャンピオン争いをしているので、
そっちに注目が集まってしまうんですよね・・・
という訳で、このレースでもメルセデスの2台が競いあった結果・・・
ハミルトンの追撃を振りきったロズベルグが優勝し、今シーズン5勝目。
フリー走行1、2、3に予選、決勝と全セッションでトップタイムの完全勝利です。
ハミルトンは最後までロズベルグにプレッシャーをかけ続けるも、2位どまり。
決勝の日は予想外に路面温度が上昇し、各チームともタイヤに苦労していたようで、
各車タイヤにブリスターを作りながらの走行で、ハミルトンもタイヤ交換直前の周、
プッシュしていたところでのハーフスピンが響いて、ロズベルグを捕える事が出来ませんでした。
3位には母国GPのフェリペ・マッサが入り表彰台獲得、息子さんのフェリペーニョも大喜び。
その後に続くは、元ワールドチャンピオン同士のバトルを展開した末、
4位バトン、5位ベッテル、6位アロンソ、7位ライコネンとなっています。
以下、ヒュルケンベルグ、マグヌッセン、シートベルトのトラブルでロスしたボッタスまでが入賞。
リカルドはサスペンショントラブルで、第2戦マレーシアGP以来のリタイヤとなっています。
完走17台リタイヤ1台・・・やっぱり18台だと少ないよね・・・
そんな訳で、最終戦を残した段階のドライバーズランキングは・・・
ルイス・ハミルトン 334pt
ニコ・ロズベルグ 317pt
ダニエル・リカルド 214pt
セバスチャン・ベッテル 159pt
フェルナンド・アロンソ 157pt
バルテッリ・ボッタス 156pt
ジェンソン・バトン 106pt
フェリペ・マッサ 98pt
ニコ・ヒュルケンベルグ 80pt
ケビン・マグヌッセン 55pt
キミ・ライコネン 53pt
セルジオ・ペレス 47pt ・・・
最終戦はポイント2倍のため、ロズベルグが逆転チャンピオンとなる為の条件は・・・
ロズベルグ 1位 ハミルトン 3位以下
ロズベルグ 2位 ハミルトン 6位以下
ロズベルグ 3位 ハミルトン 7位以下
ロズベルグ 4位 ハミルトン 9位以下
ロズベルグ 5位 ハミルトン 10位以下
となっていて、ロズベルグが6位以下の場合は無条件でハミルトンがチャンピオンとなります。
いよいよ今シーズンも最終戦、2014年第19戦アブダビGPは砂漠のトワイライトレース、
魅惑の舞台はヤス・マリーナ・サーキットです。11月23日決勝・・・お楽しみに。
2014年ブラジルGP〓fab44〓WINNER:ニコ・ロズベルグ