ここから鉄道の歴史が始まった_桜木町駅・二代目横浜駅誕生100周年 | かながわ検定横浜ライセンス1級に合格したのでブログ続けてみました。

かながわ検定横浜ライセンス1級に合格したのでブログ続けてみました。

 横浜のご当地検定である「かながわ検定横浜ライセンス」は2017年3月の試験を最後に終了してしまいましたが、その名前を忘れない様にブログのタイトルに付けました。
    そして、いつの日か「かながわ検定横浜ライセンス」が復活してくれたらと思います。

 

1872年(明治5年)、初代横浜駅と新橋駅の間で日本初の鉄道が開業されました。

その後、1915年(大正4年)8月15日、現在の高島町交差点付近に二代目横浜駅が誕生し、

それに伴って、初代横浜駅は桜木町駅と改名されることになりました。

 

つまり今年、2015年(平成27年)は桜木町駅と二代目横浜駅が誕生して100周年という事になります。

JR桜木町駅の改札には「ここから鉄道の歴史が始まった」と書かれた横断幕が掲げられ、

改札前の通路の柱には、横浜駅の歴史を伝える展示が施されています。

 

 初代横浜駅と発着場の情景という事で、開業当時の情景を立体写真で表現しています。

 初代横浜駅は新橋駅と同じく、アメリカ人建築家R・P・ブリジェンスの設計で、

 この場所から関内駅方面へ120m程の地に位置し、華麗な外観を誇りました・・・ ↓
 
    1872年(明治5年)10月14日、横浜~新橋間が正式に開業しました。

    当日は明治天皇をはじめ、明治維新の英傑や海外の賓客を迎えて式典列車が走りました。

    その式典列車の模型と、各車両の乗客名が書かれています・・・ ↓
    
       式典列車を引っ張った150形蒸気機関車(1号機関車)の1/80模型です。

       日本で最初の鉄道開業に際して、イギリスから輸入された蒸気機関車5形式10両中の1つ。

       最初に完成検査を受けたため1号機関車と呼ばれています・・・ ↓
       
          鉄道省から国鉄~JR東日本の根岸線や横浜線、貨物列車、さらに東急東横線など、

          初代横浜駅~桜木町駅を走ってきた、列車達の模型が展示されています・・・ ↓
          
改札前の通路を東口側に出たところには、1887年(明治20年)頃に撮影した写真が展示されています。

初代横浜停車場(現桜木町駅)の前には、日本初の近代水道創設を記念して設置された、

高さ約4.4m、重さ約1.3t、鋳鉄製の噴水塔があって、往来する方々に親しまれていました。

この噴水塔は現在、横浜市保土ケ谷区の横浜水道記念館に保存されています。

また、同型の噴水が港の見える丘公園にも設置されています・・・ ↓

          「懐かしの鉄道コレクション」

          明治~昭和の鉄道乗務員の制服や備品などが展示されています・・・ ↓
          
       明治末期から大正になると鉄道の旅は一般的になり、それを楽しむ文化も生まれました。

       地図とか観光ガイド?、駅弁やお茶の入れ物などが展示されています・・・ ↓
       
    明治半ば、付近の臨海地域に横浜港の付帯施設として造船所が設けられました。

    その後、日本の基幹産業の一翼を担い、昭和末期まで稼働していました。

    鉄道はその開業以来、横浜港をはじめその付帯施設に関連する流通を支えました。

    そして日本の貿易や工業の発展とともに、貨物の取扱量は増加しました・・・ ↓
    
 庶民の街として親しまれてきた野毛、またその玄関口として街の変遷を見守って来た

 桜木町駅界隈は、いつの時代も人々の活気ある息吹を感じ取る事ができます。

 という事で、上段が2代目桜木町駅舎と昭和40年代半ばの街の模型、

 下段が昭和の桜木町駅プラットホームの模型となっています・・・ ↓
 
桜木町駅南口の改札を入ってすぐの所には、1874年(明治7年)に絵師:歌川国鶴によって描かれた、

「横浜ステーション蒸気入車之図 並 海岸洋船燈明台を眺望す 横浜商館 並ニ 弁天橋図」

というタイトルの浮世絵が展示されています。

横浜駅に入車する蒸気車。駅舎は二階建ての洋風建築が二棟並んだ堂々たる姿である。

米国人ブリジェンスの設計により、明治四年に完成。この横浜駅が現在の桜木町駅にあたる。

ここから海岸を望むと、大岡川に架かるアーチ形の弁天橋、その先には明治七年に初点灯した

レンガづくりの燈明台が見える。まさにこの場所から日本の近代が開かれたのである・・・ ↓

 

ここから鉄道の歴史が始まった〓fab44〓桜木町駅・二代目横浜駅誕生100周年