よこはま中区の歴史を碑もとく絵地図シリーズは、もう少し続きますが、
今回は番外編として、横浜市港南区の上大岡駅にやって来ました。
上大岡駅の近くには「黒船見物の丘」があります。
「黒船見物の丘」・・・
嘉永七年(1854年)一月、アメリカのペリー艦隊が七隻の編隊で横浜に来航しました。
その時、黒船を一目見ようと村人たちが集まったのがこの丘で、
うわさを聞きつけた近隣の村人たちも加わり、大変な人だかりができました。
そのうち、おだんごやお茶を売る者までが現れて、いっそう賑やかになりました。
という事で、この場所が「黒船見物の丘」と呼ばれています。
ペリー艦隊がやって来た横浜村とは、結構距離が離れていますが、
当時の人たちはどうやって情報を仕入れたのでしょうかね???
現在のような情報化社会では、情報はすぐに世界を巡りますが、
当時の場合は、やっぱり口コミでしょうか???それとも目視か???
実際にこの場所から横浜村方向を見ても・・・黒船が判るかな???って感じです。
上大岡駅の東側の丘を登って行くと、墓地の脇にそれはあります・・・ ↓
ペリー来航150周年記念で、2004年(平成16年)に建立されたようです・・・ ↓
すぐ近くにはお地蔵さんか??? ↓ 何か関係があるのかな???
そして、これが「黒船見物の丘」から見た横浜村方向の眺め・・・ ↓
うーん、海は見えないですよね・・・まぁ、近年になって海岸線は埋め立てられていますから、
当時はもう少し、海が近くまで入り込んでいたのかもしれませんが、
この距離で黒船が見えたのか・・・ちょっと疑問ですね。
少し左側の方をよく見ると、ランドマークタワーが見えます・・・ ↓
少し右側の方には、ベイブリッジです・・・ ↓
トンボの目線になれば見えるかもしれません・・・ ↓
丘を下りたところには久良岐公園があります・・・ ↓ そんな「黒船見物の丘」でした。
よこはまの歴史を碑もとくシリーズ番外編〓fab44〓黒船見物の丘(港南区)