★小説「ディスティニー・アンダーグラウンド11の72 | ★ツイ恋:BLロック王子小説「ディスティニー・アンダーグラウンド」ブログ(別ブログで更新中)

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過去に傷を持つ美貌のロックギタリスト・遠藤麻也(まや)はボーカリストの恋人・日向 諒(ひゅうが・りょう)と東京ドームに立つが…●閲覧者さまの性別・恋愛嗜好不問♪
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ボクサーブリーフ一枚になった諒はうつ伏せの麻也の上半身から揉み始めた。

 

が、麻也は、

 

「あ、諒、肩はそれくらいで…」


「じゃあ、あとは昨日みたいなカンジでいいのかな? 」


「うん…」


ためらっているような声だった…やっぱり本当は自分と抱き合いたいということでは…とりは思い、


ベッドの上の麻也の横に寝転がり、麻也を抱き寄せた。


「…諒、どしたの? 昨日と違う…」


この麻也の困ったような笑顔は計算したものだと思える。


だから諒も、


「だって麻也さんこそ、いつもと違うから…いつも以上に可愛いんだもん…」


麻也のはにかんでうつむいた様子に、諒は火をつけられてしまった。


もう、唇を貪らずにはいられない。


麻也の方からも激しく応えられ、しかし、その表情はもう可愛らしいと言うよりは、


欲望に堕ちていく天使のような凄惨な美しさに鋭い瞳で、

 

諒はのぼりつめたくなってしまうほどだった。


が、どうにか、


「麻也さん、酒とマッサージは相性が悪いって。」


「それで? 」


耳元に響く麻也の声は何だか共犯者みたいだ。


が、麻也のプライドを傷つけないように、諒は麻也の手を自分のものに導いた。


「…こっちにしない…? 」


…すると麻也は、その手を離すと…


諒には、信じられなかった…