★小説「ディスティニー・アンダーグラウンド」12の61 | ★ツイ恋:BLロック王子小説「ディスティニー・アンダーグラウンド」ブログ(別ブログで更新中)

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過去に傷を持つ美貌のロックギタリスト・遠藤麻也(まや)はボーカリストの恋人・日向 諒(ひゅうが・りょう)と東京ドームに立つが…●閲覧者さまの性別・恋愛嗜好不問♪
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「…麻也さん…」


まだやっぱりつらそうに床に膝をついた諒は、


麻也の頬を愛しそうに撫でると、麻也の瞳をのぞき込み、


「ほんとに俺は麻也さんのこと愛してるんだからね。わかって。」


麻也は嬉しいけれど恥ずかしいので隠したくて口を結ぶ。


「…わかった? 」


心配そうにもう一度言われて、安心する。嬉しさMAX。


「…わかった。」

 

照れてしまって、麻也は、愛してるが言えない。


が、今日の諒にはお見通しなので安心だ。


「んもー、可愛い顔してー、ごほっ…」

 

そう言うと諒は、自分が倒れる前にと思ったらしく、かがみこんで、


麻也のベッドの下から例のびんを取り出して、にやりと笑いかけてきた。


「…えー、どうしてもお仕置きなの…? 」


麻也ががっかりした声を出すと、


「何をおっしゃる。これは愛の看病ですよぉ。


お楽しみのお仕置きはまだお預けだよん。」


「…何だよそれ…」