こんにちは。
昨日は一日中雨。
仕事にならないというので知り合いの末期ガンの人が遊びに来ました。
末期ガンで抗がん剤を打ちながら肉体労働を続けるメチャクチャな人です。
彼が末期ガンの宣告をされたのが去年の8月末の事。
それから10ヶ月。
抗がん剤を打ち続けているにも拘らず、髪の毛も抜けず顔色もよく、
ちょっと見はとても末期ガンの患者だなんて思えませんよ。
30歳前半で年も若いので進行が早いのかと心配していたのですが、
今の彼を見ているとガンというものの実態が分からなくなって来ます。
彼は大腸がんなんですが、直腸とS字結腸の間にガンが出来ているのだそうです。
抗がん剤は2週間に一回打ちますがそうすると便秘になると言ってました。
がんの宣告を受けてから彼は初めて自分の食生活を見直すようになったのです。
「ガンになってやっと健康になった」と昨日の彼はそう云ってました。
まるで禅問答のようですが、
ガンにならなければ自分の食事や排便やものの考え方など、
何も変わる事はなかったと実感しているようです。
ガンになって初めて身体に良い食べ物を真剣に考え,探し始めたのだと言います。
すごいですね。
自分の身に起こる事は何であれ、
それが起こらなければ学べない事を学ばせてもらうチャンスなんです。
彼はそれに気がついたようです。
ですからもうガンになった事を悔やんではいません。
もっと生きたい、
その気持ちがますます強くなり、自分の身体をすくう方法を真剣に模索し始めています。
近くに住んでいる私たちは皆で彼を支援しているのです。
みんなのそれとない小さな愛情に支えられて、
肉体労働で働く彼は見るたびに元気になっています。
不思議でしょう。
医者は「休んだ方がいいんじゃないの」と云うらしい。
でも彼は仕事していた方がずっと調子が良いと云ってます。
そんな彼が抗がん剤を打ったときだけ便秘になるんだそうですが、
便秘になるとS字結腸に便が詰まり、
詰まったものに押されるようにガンが痛むと云ってました。
排便するとスッキリして痛みも全然感じないらしい。
腸の形って自分で考えているよりずっと別の形をしている事が多いみたいです。
大腸が変形するって想像もした事がなかったのでこの事実には驚きました。
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