ウォーターケフィア・黒砂糖きのこ | 星の輪ネットワーク

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金 銀花の独学パン工房 .
山ぶどうから生まれた自家製天然酵母で焼くパンを楽しみ、緑に囲まれて暮らすワンダーフルな日々の出来事を綴ります。

ウォーターケフィアをご存知ですか?

去年イングランドから来た友達が私たちのために持って来てくれたのは

黒砂糖を餌にして水でそだてるケフィア菌です。

つれ合いの病気の治療のために使った強い薬は

病気の細胞だけでなく腸内の善玉菌もごそっと抹消してしまいました。

ですから努めて良い菌を補充するようにしたいのです。

ケフィア菌は牛乳で培養するものだとばかり思っていたので

初めて聞いた時には驚きました。

世間には色々なものがあるのですね。

調べて見るとこのケフィア菌は日本では黒砂糖きのこなどと

呼ばれているみたい。

というのも、

この菌は黒砂糖を栄養にして育つからね。



ここで一つみなさんにとって大変重要な情報をお伝えしますね。

ネットで「黒砂糖きのこ」と検索すると

いくつかのサイトが現れます。

どうもまだ日本では知る人も少ないようでほとんどが同じ情報のように思います。

が、

その中で私が伝え聞いた限りではとても重要なポイントに

誰も注意を払っていない点があります。

これはちょっと問題かもしれませんね。

例えば偶然にこの菌を手に入れた人がその重要なポイントを知らずに

うまく培養することができないとすれば大変にもったいない事になります。

日本のサイトで誰も触れない事は次のような事です。

イングランドの友人の言葉によれば、

菌を扱う場合には金属器具は使っちゃダメ、だそうです。

だから私は菌を洗うにもプラスチックのザルを使います。

それから、黒砂糖きのこの名前の由来の通り

菌は黒砂糖を栄養にして育ちますが、

黒砂糖は塊がいいのです。




加工の過程が一番少なく、

より自然に近い性質がだからでしょう。

その点を指摘しているサイトも一つもなかったですね。

みなさんあまり気にかけていないようだけど

大事なポイントだと思ってます。

また黒砂糖だって産地によってかなり味が違うのを

この菌を育てるようになって知りました。

たまたま近所のスーパーで求めたものが波照間産でした。

波照間産の黒砂糖の塊が買い置きしてあったのでそれを使って

培養が始まりました。

それから次の砂糖を買う段になって波照間産を見つけることができず

奄美大島の黒砂糖を使いました。

以前屋久島を旅した時にあちらの食品店ならほとんどの店で見かける

黒ムチっていうのがありました。

黒砂糖の塊なんですけどね。

おやつにその黒砂糖を食べる習慣があるみたいです。

奄美の砂糖が同じような味でそれを思い出しました。

また奄美の黒砂糖と

波照間の砂糖はお湯で溶かすと色も多少違います。

やっぱり砂糖も産地によって味が異なるのですね。

そうなるともちろん出来上がるきのこ水の味も多少違ってきます。



味が違うと好みも出てきますよね。

奄美産と波照間産。

それぞれ比べて見るのも楽しかもしれませんが、私は波照間産の方が好みです。


それに波照間産の方が発酵が早いような気がするわ。



ウォーターケフィアは強いけれども案外デリケートです。

黒砂糖をお湯で溶かす時にもメタルのカップや

金属のスプーンでかき回すなどしないでください。

金属に反応する性質があるようですね。

この辺りを無視するとうまく培養できないかもしれません。

それと温度も大事。

摂氏三十五度を超えると死んでしまうので、

黒砂糖の塊をお湯で溶いて木のスプーンで混ぜながら冷まして使います。

あと出来上がりの時間ですが、

これに関しては気象の条件によってだいぶ異なるので一概には言えないと思います。

私が入手した時期は秋の終わりですからまだ暑い時期のことは未経験ですが、

現在のように大寒の頃となりますと何日もかかります。

暖かい地方ならもちろんもっと早くできると思いますよ。

その時の気象条件によって出来上がる日にちが著しく違うとなると

何を目安にしたらいいのでしょう。

そう質問した私に

返ってきた答えはこうでした。

「甘みを感じなくなったら出来上がりって思っていいよ。」

つまりは菌が糖分を食べ終わってからが飲み頃ってことですかね。

このケフィアは

米のとぎ汁から作る乳酸菌よりもクセがなく

とても飲みやすい乳酸菌飲料です。

1グラム当たりの乳酸菌の数は8800万個もあるらしいですね。

詳しい話を知りたい方はこちらのサイトを開いてみてください。

http://www.kurozatoukinoko.com/index.php?黒砂糖きのこの驚くべき効能



今の寒い時期だからかもしれないけれど

私が現在培養しているものはそんなにシュワシュワも強くありません。

ちょっと炭酸系の好きな私は

出来上がったきのこ水にりんごとジンジャーを入れて二次発酵させています。




甘くないサイダーのような感じでそれがとっても美味しいのよね。


体が欲する美味しさっていうのかな、

体にもよくて味もいいって嬉しいです。

このウォーターケフィアの菌は残念ながら日本では手に入りにくいみたいだけど、

先ほどのリンク先では販売もしているようです。

もっと暖かくなってうんと育ったら欲しい人に分けてあげたいと思ってますよ。

黒砂糖きのこを育てて飲んでみたいと思っている人、

金属の器具は避ける、砂糖は黒砂糖の塊を使ってくださいね。