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2014年09月22日

電話の向こうの「あなたは誰ですか?」

午後の3時を少し回った時でした。

パソコンを操作していると固定電話が鳴りました。

固定電話とわざわざ書くのは携帯やスマホが主流になっているからです。


物語の場面を想像しながら、小説の文字を目で追っているときに脇から声を掛けられて、思考を無理やり中断させられた感じに似ています。


私:「もしもし!」


いたずら電話とか不気味な電話が多いので、特に固定電話には名乗らないことにしています。


「誰ですか?」


電話の向こうから聞いてきた。


― ???

ぶっきらぼうに「誰ですか?」と問われても、それはこちらの言うセリフ。

呆れました。

黙っていると、


「誰ですか?」


また聞いてくる。

随分と失礼な奴。

若い頃だったら電話を切ってしまうか「バカ野郎!」と一喝したでしょうか。

長い年月の川に流されて、川岸でとんがった部分を削られて、最後に残った四角い角張った部分もコロコロと転がされて、最近は随分と気が長くり性格も丸くなりました。


「××ではないですか?」


今度は名前で聞いてきました。


「いいえ、違います」

と答えると、

「間違った!」

と言って電話を切ってしまった。



携帯とかスマホとか便利な道具を持ち歩いて何かがマヒしているのでしょうか。


ダイヤル操作のミスの電話の向こう側に、生活している生身の人間が貴重な時間を失ったこと、ストレスを被ったことを理解して欲しいと思います。


電話のあの感じではそれも無理か?


一言の挨拶もなく私の時間のなかに割り込んできた電話の向こうのあなたこそ

「誰ですか?」


電話を切った後も、あの「誰ですか?」の受話器の声が記憶の一部と、意識のある部分を染めています。



 




 





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