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2017年05月26日

ブリヂストン BEAM-os 295

9797_1今春、ブリヂストンスポーツから発売されたBEAM-os。
謳い文句が「この“打ちやすさ”は武器になる!」ですから、発売前からかなり期待していたモデルでした。
ただ、打ちやすさ=「簡単ラケット」になりがちなので、そっちの部類かなぁと思いきや!

平均重量はその名の通り295g。
平均バランス320mmとほぼ黄金スペックに近い数値です。
ですので、何の先入観もなく打ち始めてみると、各スペックの特色が良くわかり、“打ちやすさ”というより私的には“インプレしやすさ”が現われたラケットでした。

フェイスサイズが107平方インチで、いわゆる「デカラケ」サイズなので、まぁミスヒットする度合いは物凄く軽減されます。
ラケット長が27.25インチと若干長めなこともあり、フェイストップのほうで引っかけてもストレスなくヒットでき、フェイスサイズが大きいこともありスイートスポットが広めなため、しっかりとボールが飛んでいってくれます。
走らされて薄いグリップでやっとこさ返さなきゃいけない状況や、少しスピンを多めに打つ時にフェイス上部で引っかけるような状況も、逆にボールがしっかり飛んでいってくれるので、いつもより楽にシャープなボールを描くことができました。

フェイス部のフレーム厚が26mmと厚めですが、これはボールへのパワーアシストとして弾き感を生み、まぁ間違いなく現在の私のスイングスピード以上の球速になっていたのはこのフェイス部の厚みの恩恵でしょう。
しかしただ飛ばすだけではなく、フレームが撓る感覚はあり、ヒットした瞬間にホールド感は生まれるのでコントロール性が損なわれることはありません。
それはどうやらスロート部が21mmと最薄になっていて、スロートが撓り、フェイスで弾く。
そんな構造になっているようでした。

でもやっぱドフラットでぶっ叩くと、時たまドセンターで球を捉えた時は激しくベースラインをオーバーしてしまいました。
これは私がヘタッピだということもありますが、フレーム自体のパワーは最近の新発売モデルの中ではかなりのトップクラスかなと思います。
ボレー時も思わぬシャープなボールが行くのですよ。
ボレーに関してはストロークに輪をかけてヘタッピなので、これはかなりのアシストです。
昔「ボレーは振るな」と教わりましたが、まさにその文言を思い出すくらい。
ラケットワークを最小限にしなければならないポーチなどは、「んっ!?上手くなった?」と勘違いするほど思いのままのボールを打てました。

DSC01917 (2)そんな中ちとダブルスをしてみたのですが、ある時トップスピンロブを打とうとしたとき、驚きのボールが!
スロートの撓りによるホールド感と、107平方インチというボールをフェイスで滑らせて打ってもミスヒットしない大きさと、ストリングパターン16×18が相まって、とんでもない急降下トップスピンロブを打つことができました。
このホールド感はなんだと?と思いながら、続けざまに何度もグリグリやったのですが、ネットより遥か上を通してもボールはコート内に納まってくれて、凄い弾道のスピンを放つことができたのです。
ハードヒッターの方ですとストリングへの負担がかかり過ぎてしまうかもしれませんが、今よりスピンの量を圧倒的に増やしたい方にはホントおススメしたいセッティングだと思います。

セプトンという衝撃吸収材も取り入れられているので、嫌な振動も皆無ですし、ストレスなく打てちゃうラケットなんですよねぇ。
重量が295gありますから非力な女性にはおススメしませんが、ラケットにパワーアシストを求め、これくらいの重さがあったほうが使いやすいと感じていられる女性で、オーバーサイズじゃないとダメなのよ!と言われている方には最適だと思います。
もちろん男性でも、俺は当たりが薄いからボールの初速が遅い・・・という方や、オールラウンドなプレースタイルで、身体に負担がかからないラケットを持って長時間プレーしていたい方に是非試していただきたいと思います。

DSC01912 (2)私個人的には、長年の余計なプライドが植えついてしまっているので、小さくて重くてのラケットをチョイスしてしまいますが、仕事ではなくプライベートでテニスを楽しむのなら、このBEAM-os 295を使用したいなぁと思っております。
あと数年後には!
その頃にはモデルチェンジしちゃってるかなぁ?
でも不屈の名作の予感がタップリですから、マイナーチェンジだけで残っていってくれることを切に願います。



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masupyu at 21:36│Comments(0) ブリヂストン 

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