7/20〜26のお告げ♪

毎日、絵を描き続けておりますが、気分転換の久々のお告げです。
９月５日から下記の展覧会が北海道博物館にて開催されるのですが、とても素敵な展覧会のようです。ぜひ、この機会にいらして頂けたらと思います。

で、私はこの展覧会絡みでなにをしているのかと言えば、”夷衆列像”が描かれて行った経緯を子供たちに理解してもらうための”エレクトリック紙芝居”とでも言いますか、要はガイダンスDVDのための挿絵を描いているという次第なのです。

話があった当初はアイヌの歴史をファンタスティックに描く、みたいなイメージを自分勝手に持っていたのですが、なんと！蓋を開けてみれば、そんなホンワカとした内容ではなかったのです。
か・な・り厳しく、時代考証を含め明確に事物を説明出来ないといけないのです。
故にいっぱ～～い資料を観て、スケッチして、確認してもらって、OKが出て、という流れなのですが、正直”ええ～～っ！！全然思惑とちがうやんっ！”と、しばしたじろぎました。

が、そこは持って生まれた変わり身の速さ。
マッハで気を取り直し、”よっしゃ～ッ！こうなったらワテも浪速の商人（アキンド）でおます！なんでも仰せのままに描きまっせ～～！！”とパブリックに受け入れられるアーティストに大変身！
資料を紐解き、ポイントをチェックし始めたのは良かったのですが、元来が本好きなので読み始めるとこれがなんとも面白いのです。
つい時間を忘れて読みふけってしまい、気がつくと１日が暮れてしまうこともしばしば・・・。
今では相当の”アイヌ通”になっちまいましたよん。

でもつくづく思ったのは、まだまだ知らない事がいっぱいあるな～、やっぱり自分は”死ぬまで学徒だな～”と嬉しくなっております。
この忙しいときに”お告げ”を書いている場合ではない！などと言うのは”野暮の説教”。
起こってくるすべてを抵抗無く受け入れ、自分風にアレンジし、自分時間で楽しむ余裕を持つことが、これ即ち人生の醍醐味です。
そんな余裕を持って、今回も余計なお世話の”お告げ”をお届けさせて頂きます。