お友達になりたかった人
家の近所にバンガローと呼ばれる要するに平屋が並ぶエリアがあるのですが、
平屋で階段がないのでお年寄りが多く住んでいます。
その中に、一際目立つお花でいっぱいの綺麗なお庭があって、いつもトニーと通っては惚れ惚れしていました。
何度か春頃そこのおばぁちゃんを見かけて、「お庭素敵ですね」と遠くから声をかけ
手を振り合ったことはあったのですが(めちゃ可愛いの)、
去年の夏頃、 トニーが珍しく会社の何かで少し遅くなる日に一人で帰宅していたら、
おばぁちゃんがお庭に出て作業をしていたので、やったー♪と思い話しかけて、
そこで15分くらい?20分くらい?会話しました。
お庭が素敵でいつも主人と感動していること、自分が日本人で去年この町に引っ越してきたこと、
そんなとこからスタートして私のお庭の話とか、もみじや桜の話とか、結構色々なお話をしました。
多分外国人の話す英語にも慣れてないだろうし、耳も遠いかなとゆっくり大きな声で話しました。
とてもフレンドリーなおばあさまで、会話を楽しんでくれて、最後に私の名刺の裏にMISAと大きく書いて渡しました。
「次は紅茶飲みにいらっしゃい、裏庭も見せてあげるわ」と言ってくれて、私もお家にも来てもらおうとウキウキ。
このエリアに5,60年住んでいるというし、これからお友達になれる、
私のこの町のおばぁちゃんになるかもとこれからの交流をかなり楽しみにしていた私。
その後両親とスコットランドに行ってへとへとになっていた帰り道にお庭にいらしたのだけど、
疲れて&ビスコに会いたくて手だけ振った私。
その後一週間有給を取ってゆっくりしていた頃に、もみじを買った帰りに見せようと寄ったけど不在。
そのまま日は短くなり、私達の帰宅時間には既に辺りは真っ暗で全然会わないまま月日が流れて、
クリスマスだからカードを贈ろうとぎりぎりだったけど23日の夜ご自宅のドアにカードを入れました。
そしてクリスマス明けの27日。
少し体調がよくなくて、パジャマのままベッドでだらだらしていた私。
誰かが家に来て、トニーと話していると思ったら、トニーに「お客さんだよ」と呼ばれました。
下へ行くと、おじいちゃん。
話したことはなかったけど、名前は聞いていたのですぐにあのおばあさまのご主人だとわかりました。
でも、最初に耳にしたのは、彼女が11月の終わり頃亡くなったということ。
入退院を繰り返していたけど、あのとき私と話したことがすごく新鮮でとても喜んでいたということ。
おじいちゃんも既に80代。
歩くのもとてもゆっくりだし、伝えたいことを言葉にするのも時間がかかるようだったけど、
一本道とは言え若干坂道で数百メートルあるであろう道を、そのことを伝えに来てくれました。
カードに住所を書いたからわかったみたいなんだけど、最初はお隣さんへ行ったみたい。(笑)
トニーもドアを開けて、何も発さずオドオドするおじいちゃんを見て、
「あのー・・・どなた様ですか?何か御用ですか?(お金くださいとか言うのかなぁ)」となったらしい。(笑)
紅茶でも飲んでいきますか?と聞くと、喜んでと言ってくれたので、そのままリビングに案内して
30分くらいかな?お話しました。
木の床で掃除しやすいダイニングルームに靴のまま通すか迷うトニーには気が付かず、
「お手数ですが靴を脱いでください」と脱がせた私。
よろよろのおじいちゃんにそんなことさせてひどいとトニーに後から言われて反省。(笑)
紅茶を飲みながら、昔していたお仕事やおばぁちゃんとの思い出、
まだ亡くなったばかりでどうしようもない感情、その中で仕方なくぎりぎりで予約して過ごした
ゴルフが併設されたホテルでの家族とのクリスマス等色々お話してくれました。
おじいちゃんは知らない人なのに、おばぁちゃんともまだお友達になれていなかったけど、
やっぱり悲しくておじいちゃんをお見送りしたと同時にトニーに泣きつきました。
病気であまりお庭をいじれていないとは聞いたけど、詳しく聞くのも失礼かと思い
聞いていなかったので、こんなにすぐお別れになるとは思わなかった。
トニーは病気のおばぁちゃんを喜ばせて覚えてもらえてよかったじゃない、
だからおじいちゃんもわざわざこうやって伝えに来てくれたんだよ、みぃちゃんすごいよと励ましてくれました。
これからおじいちゃんとも交流しようねと、また2人でご自宅に顔を出すことを約束しました。
もっとたくさん会って色々なお話を聞きたかったけど、
おじいちゃんからおばぁちゃんのことを色々教えてもらおうと思います。
Mおばぁちゃん、天国で安らかに眠っていますように。素敵な思い出をありがとうございました。
最後までお読み頂きありがとうございました
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平屋で階段がないのでお年寄りが多く住んでいます。
その中に、一際目立つお花でいっぱいの綺麗なお庭があって、いつもトニーと通っては惚れ惚れしていました。
何度か春頃そこのおばぁちゃんを見かけて、「お庭素敵ですね」と遠くから声をかけ
手を振り合ったことはあったのですが(めちゃ可愛いの)、
去年の夏頃、 トニーが珍しく会社の何かで少し遅くなる日に一人で帰宅していたら、
おばぁちゃんがお庭に出て作業をしていたので、やったー♪と思い話しかけて、
そこで15分くらい?20分くらい?会話しました。
お庭が素敵でいつも主人と感動していること、自分が日本人で去年この町に引っ越してきたこと、
そんなとこからスタートして私のお庭の話とか、もみじや桜の話とか、結構色々なお話をしました。
多分外国人の話す英語にも慣れてないだろうし、耳も遠いかなとゆっくり大きな声で話しました。
とてもフレンドリーなおばあさまで、会話を楽しんでくれて、最後に私の名刺の裏にMISAと大きく書いて渡しました。
「次は紅茶飲みにいらっしゃい、裏庭も見せてあげるわ」と言ってくれて、私もお家にも来てもらおうとウキウキ。
このエリアに5,60年住んでいるというし、これからお友達になれる、
私のこの町のおばぁちゃんになるかもとこれからの交流をかなり楽しみにしていた私。
その後両親とスコットランドに行ってへとへとになっていた帰り道にお庭にいらしたのだけど、
疲れて&ビスコに会いたくて手だけ振った私。
その後一週間有給を取ってゆっくりしていた頃に、もみじを買った帰りに見せようと寄ったけど不在。
そのまま日は短くなり、私達の帰宅時間には既に辺りは真っ暗で全然会わないまま月日が流れて、
クリスマスだからカードを贈ろうとぎりぎりだったけど23日の夜ご自宅のドアにカードを入れました。
そしてクリスマス明けの27日。
少し体調がよくなくて、パジャマのままベッドでだらだらしていた私。
誰かが家に来て、トニーと話していると思ったら、トニーに「お客さんだよ」と呼ばれました。
下へ行くと、おじいちゃん。
話したことはなかったけど、名前は聞いていたのですぐにあのおばあさまのご主人だとわかりました。
でも、最初に耳にしたのは、彼女が11月の終わり頃亡くなったということ。
入退院を繰り返していたけど、あのとき私と話したことがすごく新鮮でとても喜んでいたということ。
おじいちゃんも既に80代。
歩くのもとてもゆっくりだし、伝えたいことを言葉にするのも時間がかかるようだったけど、
一本道とは言え若干坂道で数百メートルあるであろう道を、そのことを伝えに来てくれました。
カードに住所を書いたからわかったみたいなんだけど、最初はお隣さんへ行ったみたい。(笑)
トニーもドアを開けて、何も発さずオドオドするおじいちゃんを見て、
「あのー・・・どなた様ですか?何か御用ですか?(お金くださいとか言うのかなぁ)」となったらしい。(笑)
紅茶でも飲んでいきますか?と聞くと、喜んでと言ってくれたので、そのままリビングに案内して
30分くらいかな?お話しました。
木の床で掃除しやすいダイニングルームに靴のまま通すか迷うトニーには気が付かず、
「お手数ですが靴を脱いでください」と脱がせた私。
よろよろのおじいちゃんにそんなことさせてひどいとトニーに後から言われて反省。(笑)
紅茶を飲みながら、昔していたお仕事やおばぁちゃんとの思い出、
まだ亡くなったばかりでどうしようもない感情、その中で仕方なくぎりぎりで予約して過ごした
ゴルフが併設されたホテルでの家族とのクリスマス等色々お話してくれました。
おじいちゃんは知らない人なのに、おばぁちゃんともまだお友達になれていなかったけど、
やっぱり悲しくておじいちゃんをお見送りしたと同時にトニーに泣きつきました。
病気であまりお庭をいじれていないとは聞いたけど、詳しく聞くのも失礼かと思い
聞いていなかったので、こんなにすぐお別れになるとは思わなかった。
トニーは病気のおばぁちゃんを喜ばせて覚えてもらえてよかったじゃない、
だからおじいちゃんもわざわざこうやって伝えに来てくれたんだよ、みぃちゃんすごいよと励ましてくれました。
これからおじいちゃんとも交流しようねと、また2人でご自宅に顔を出すことを約束しました。
もっとたくさん会って色々なお話を聞きたかったけど、
おじいちゃんからおばぁちゃんのことを色々教えてもらおうと思います。
Mおばぁちゃん、天国で安らかに眠っていますように。素敵な思い出をありがとうございました。
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