昨日25日は天神様のご縁日なので、まず最初に、午前8時より宮司を兼務する金沢市梅田町・菅原神社の月次祭を奉仕しました。

 

この神社は当社の境外末社で、当社の方を向いて北向きに建てられています。他に、河北郡津幡町浅谷(あさんたに)の少彦名(すくなひこな)神社も当社の境外末社なので、やはり当社の方角を向いて建てられています。

 

 

菅原神社の手水舎では、枯れることなく年中地下水が湧き出ております。

 

ですが、この辺りの水は金気(かなけ)が多く、鉄分が多く含まれているためすぐ赤褐色になり、飲用には適していません。

 

 

次いで、神役のFさんとともに私の車で1時間ほどかけて、白山麓の旧鳥越村へと向かいました。

 

鳥越のいたるところで、そば(蕎麦)の白い花を咲かせておりました。


はじかみ神主のぶろぐ

 

向かったのは、旧鳥越村である白山市野地(のぢ)町・八幡神社の秋祭りです。

 

野地の村落へ行くには、旧鳥越村役場のある別宮から大日川本流に沿う県道44号線を右に折れ、支流の堂川左岸より橋を渡り、さらにその支流となる野地川(のぢがわ)上流の限界集落です。

 

行く途中こんなところもあります。Σ(゚д゚;)

 

 

道路の崖下には野地川の清流が流れております。

 

 

神社に到着しました。

 

午前11時より祭典開始です。

 

 

神社下の山裾からは、このように伏流水が川に向かって流れていました。

 

 

過疎の村となって、氏子の方達は金沢やその近郊に移住してしまいましたが、一年に一度の秋祭りに集まって、産土神に詣で旧交を深めているのです。

 

社殿は、豪雪地帯なので、鉄骨の覆屋におおわれております。


はじかみ神主のぶろぐ

 

で、この画像は、5年前の大雪の年の3月29日に撮影したものですが、村落へと続く道路周辺は雪のトンネルで、お昼頃にもかかわらず路面が凍結していました。


はじかみ神主のぶろぐ 

 

3月末だというのにまだ雪は2メートル近くあり、鳥居が雪で半分以上埋まっていました。∑(゚Д゚)


はじかみ神主のぶろぐ

 

野地町・八幡神社の手水鉢には、清らかな水が豊富に湧出しています。

 

実は、この野地町は旧鳥越村の上水道の水源地となっているのです。

 

 

野地町・八幡神社での神事を終え、途中で女房に作ってもらったおむすびを神役のFさんと一緒に頬張り、午後1時から秋祭を斎行する白山市柳原町・八幡神社へ向かいました。

 

柳原町は、野地町よりふたたび大日川支流の堂川右岸に戻って、少し行った村落です。

 

ここも、離村した人たちが年に一度集まって祭礼をおこなっています。

 

 

この神社の前にも清流が流れておりましたが、山懐の豊かさには驚かされます。

 

 

最後にやって来たのは、一番奥山にある白山市五十谷町で、これ以上奥に集落はありません。

 

 

この神社のシンボルといえば、県天然記念物に指定されている、樹齢1300年の「五十谷の大杉」です。

 

日曜日とあって、この大杉目当てに多くの方が見物に訪れていましたが、みなさん一様に「すごい」と言って、写真を撮られていました!。

 

はじかみ神主のぶろぐ

 

午後2時より五十谷町・八幡神社の秋祭を開始しました。

 

ここも同様に年一度の祭礼です。

 

 

山の幸のアケビや、小粒の柴栗もお供えされました~♪。

 

 

私が宮司を兼務する神社の氏子区域は、平野部は住宅が造成されて人口も増加傾向にあるのですが、反面、この白山麓の旧鳥越村の三社や、金沢市北部の中山間地域はどこも過疎と高齢化が進んでおり、あと十数年すると消滅集落の可能性が多々あり、合祀問題も含めて今後考えていかなければなりません!。

 

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