明日から県内は雪マークのところも多いようですが、今日は兼務神社の新嘗祭(にいなめさい)を奉仕いたします。
さて、朝少し雨に降られたものの、その後お天気が回復した昨日は、地区民生委員とまちぐるみ福祉活動推進員の日帰りバス研修に参加しました。
旅行会社に勤める娘の会社のバスを利用したのですが、費用の関係でガイドさんもツアコンさんも乗車していないので、私が添乗員代理をつとめました。
朝8時に金沢を出発してのと里山海道をひたすら走り、途中、奥能登の玄関口である別所岳SAでトイレ休憩しました。
売店で、輪島名物の水羊羹(みずようかん)が売られていたので買って参りました。
この日は、輪島の朝市も見学コースに入っているのですが、私は水ようかんを売っている店を知らないので、先に買っておきました。
福井県の小浜市や当県の輪島市では今の寒い時期、炬燵(こたつ)に入って水羊羹(みずようかん)を食べるのが冬の風物詩なのだそうです。
そういえば、TVの〔秘密のケンミンSHOW〕でも紹介されていましたが、福井は丁稚(でっち)ようかんとしての庶民の銘菓として、また、輪島の場合は一昨年のNHK連ドラの「まれ」にも登場しましたが、和菓子屋さんに輪島塗の四角いお盆を預け、その中に水ようかんを流し固めてもらい、持ち帰って短冊に切り分けて家族で食べたそうです。
輪島市内の各菓子店では、この時期水ようかん作りが本格化しており、一晩水に浸けた寒天に砂糖と小豆餡を入れて煮込み、漆塗りのアテ(県木)の木枠に流し込んで作るとのことです。
私は、輪島のもう一つの銘菓である柚餅子(ゆべし)は食べたことはありますが、水ようかんは初めてとなります。
なお、以下の画像はすべてネットから勝手に拝借したものです!。m(_ _ )m
午前10時、大相撲の人気力士・遠藤関の故郷である穴水町の施設へ時間通りに到着しました。
今回の研修の一番の目的は、この穴水湾を眼下に見渡せる風光明媚なこの児童養護施設の見学です。
続いて、お昼少し前に輪島の朝市通りへとやって参りました。
輪島の朝市はもう何度も来ていますが、今回は娘にある密命を帯びての訪問です。
もう店じまいをする時間帯だったので、観光客もまばらです。
2年前は北陸新幹線金沢開業とNHK朝ドラ「まれ」効果で、輪島にどっと人が押し寄せました。
海産物を売るおばちゃんが、恒例の輪島弁で「買うてくだ~」と呼び声をかけていました。
輪島出身の人気漫画家・永井豪記念館前では、マジンガーZが出迎えてくれました。
で、娘から密命を帯びたのは、饅頭処 塚本の「えがらまんじゅう」を必ず買ってきてというものでしたが…。
このとおりの結果となりました。(w_-;
これが、以前買った時のえがらまんじゅうの画像です。
蒸した餅米をつかずに餡をくるんだ饅頭で、クチナシで染められた黄色い色は、まるで菜の花を想わさせます。
金沢の伝統的な祝い菓子である五色生菓子の中にも「いがらまんじゅう」が入っていますが、能登のように「えがら」ではなく金沢では「いがら」と言います。
400年近い歴史のある五種類のこの生菓子は、太陽、月、山、海、里(日月山海里=にちげつさんかいり)をあらわし、五穀豊穣の意味を持ち、「いがら」はその「山」に当たります。
日...昔太陽を象り紅色円型
月...白色丸形にして、黒胡麻は行く雁を表す。
山...岩からなすとして黄金色に輝く岩を表す。(稲穂を表すとの説もあり)
海...菱形にして、波の重なるを見るの意。
里...羊羹にして、四角は田の面を象る。(現在は丸型)
えがらまんじゅうが買えなかったので、気落ちして朝市通りを歩いていたら、「地酒」&「いも菓子」という看板が目についたので、酒店を兼ねたこの店に思わず入ってみました。
おかみさんに、芋菓子といえば珠洲だけど、何で輪島に芋菓子があるのかと尋ねたら…。
珠洲の出身なので、その製法を伝えるため輪島で日々焼いているというようなことを申しておりました。
これで、水羊羹と芋菓子がゲット出来ました~。
昼食は、マリンタウンにあるキリコ会館真横の割烹で食べたのですが、お刺身や牡蠣のフライが新鮮で、さすが輪島だと思いました。
研修なのでお酒は出ませんが、欲しい人は自腹ということで、すかさず生中を注文しました~♪。
そして、食事後は輪島キリコ会館の見学です。
以前、旧稲忠漆芸堂が運営していたキリコ会館の老朽化に伴い、輪島商工会議所が引き継ぎこの場所にリニューアルオープンしたものです。
北陸新幹線開業、NHK朝の連ドラ「まれ」の放送開始と俄然注目があつまった一昨年春、能登の祭りで用いられる奉燈「キリコ」を一同に展示した「キリコ会館」が輪島港マリンタウンにリニューアルオープンしました。
黄金飾りもきらびやかなキリコが大小約30基が展示されています。
私は、旧キリコ会館は何度も足を運びましたが、この新しい会館は初めてです。
キリコ(切子=切子灯籠)のいわれが示されていて、能登半島地図に赤く塗られているのは輪島のキリコなのだそうです。
説明の方によると。この笹キリコがルーツとのこと。
キリコ会館の展望台には輪島大祭での巨大松明が展示されているのですが、くわしくは羽黒宮司さんのブログをご参照ください!。
キリコ会館を後にして、次は輪島市門前の總持寺祖院へと向かったのでした。
總持寺祖院編へとつ・づ・く…。
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