昨日の実技の後、この不調は百会の施術なのか?と考えながらお仕事開始。
お一人目は自称「虚弱」な競輪選手。←虚弱な人がS級だなんてないない(笑)
前回のレース直前に4日間も39度の発熱前日なんとか下がったからと3日間レースを走ってしまうメンタルは恐れ入ります。
熱が下がった後に咳が出るようになったそうで、なかなか苦しそうな咳をしていらっしゃいました。
体調が悪く、追い込んだ練習があまり出来ていないとのことで、足の疲労感は少なく、上半身と首がカチカチ。
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順に進めていくと、右腕で選手が悲鳴を上げました。
「なぜか右腕だけパンパンなんだよね。」
東洋医学では経穴(つぼ)を繋ぐ流れがあり、それぞれ関係の深い臓腑の名前がついています。
右腕で一番痛がっていらしたのが、侠白というツボ。
「何で右だけなんだろ?左肺が悪いの?」と聞かれましたが、そんな極端な話あるのかな?と言いながら、続いて左腕の施術
ご心配なく(笑)左腕もしっかり肺経が固くなってました。
左腕で一番硬かったのは孔最。ここは肺経の急性症状によく効くとされているつぼでもあります。
人間なんて十人十色。一人一人の症状は全部違うというのが根本の東洋医学で、こんなにわかりやすい例もそうないんじゃない?と、思わず嬉しくなってしまいました(笑)
きっとスポーツで身体をしっかり作っているから、本当に呼吸器だけが不調だったんでしょうね。
一日も早く治って活躍出来ますよう、お大事に。
不思議と似たようなネタが続くものです(笑)