我々東京ホルモンズは この日帰宅してから 「あんちゃん 小肌の気持ちも考えてやれよ」 とずーっとモノマネしていたB食家集団である
鮨あらい＠銀座 鮨あらいについて改めて考えてみました の話
最近
イカねばならないお鮨屋さんが
アチコチに増えてしまいまして
三か月に一回ペースっすかね
それでも定期的にお邪魔しています
鮨あらい＠ザーギン
握りがでっかくなったり
熟成やめたり
握りツマミ混合やめたり
色々変わりましたけど
鮨あらいが最初からずーっと拘ってきたのが
鮪デス
オープンから一年半 （てかまだ一年半かぁ）
今ではすっかり銀座を代表する
いや
東京を代表する鮨店になりました
なんでこんなに一気に出世したんでしょ
僕なりに色々考えてみました
ま 第一にその拘ってきた鮪でしょう
オープン当初は銀行残高が心配になるくらい
強気に仕入れまくってたそうです
余った鮪を賄いで食べなきゃならないこともあったとか
聞いたように記憶してます
当時から続ける強気な仕入れがあったからこそ
今や東京で一番
いや
日本で一番美味い鮪を食えるのは銀座のあらい と
鮨好きの間で評判になったのでしょう
そして
親方 新井氏の人間性
暖簾をくぐるとまず聞こえてくる
「まいどーう！」
ホールの女性でも
お弟子さんでもなく
真っ先に発せられる新井氏の声
元来通る声だってのも
あるのでしょうが
耳にスーッと入ってくるあの声に
まず気分が上がってきます
今日も食うぞ！って気になります
そして気持ちの良い接客
居心地が良いように
常にその場をプロデュースしてくれます
酒の追加を聞いてくるタイミングも良い
食事の進み具合を見る観察力もある
最近ホント思うのです
この人はこの仕事が天職なんだなと
鮨屋になるために生まれてきたんだなと
そしてセンス
ご覧の通り
もはや鮨屋のツマミではありません
どっかの高級割烹に来てるんじゃないかと錯覚するような
手の込んだツマミのアレコレ
正直
今通ってる鮨屋数軒でも
アレ？
って一品が出ることはたまにあります
人間のすることですから
波があるのは当たり前です
でも
鮨あらいでは
その「アレ？」ってのが今まで一度もありません
ツマミ
握り
全てにおいて安定しているのです
いつ来ても
どのシーズンでも
これは新井氏のセンスによるもの
天性の感覚で
食材をより良い状態に生まれ変わらせるのです
しかも失敗なく
コレができるヒトって
そーいないと思うんですよね
そして何より
他の店主に一歩も負けてないところが
新井氏自身
そーとーな鮨好き
それも鮪好きであるということ
そして
鮨に限らず
常時
食全般にアンテナを張っていること
美味いものをつくる人って
美味しいものに興味がないといけないと思うんすよね
まーでも
あらいはやっぱ鮪だなー
実際そーとー美味いもん
一年を通して
ココまで美味しい生の鮪を食べられるお店を
僕は他に知りません
もちろん
鮪以外もトップクラスの安定感です
ちょっとでも納得いかないものは出さない
それが全体的な安定感につながっているのでしょう
特別めずらしいネタを用意することはなく
その時季の王道ネタのピンを揃えてくれてるだけですが
それらがたまらなく美味しいのです
それらが全てとんでもなく美味しいのです
まだまだ進化していくでしょうけど
きっと基本は今の形で落ち着くのかな
てかコレでもう完成してんじゃねーかな
なんかもう
コレでイイじゃん！って思ったりしています
振り返ると
新井氏と知り合ったのは
2013年の今時分でした
その時新井氏は
四谷すし匠で中澤親方と誠さんの間で
所謂三番手でした
その後事故ったり
久遠さん を手伝ったりして
鮨あらいをオープンされました
そーか
もう４年の付き合いかー
この４年で新井氏は東京を代表する鮨職人となりました
このペースだと
４年後はいったいどこまで昇り詰めていることでしょう
この先４年でも４０年でも
ボクは新井氏を応援していきたいと思っています
鮨が大好きなファンの一人として
センスや仕事に関してはもう超えてるかもな 恐ろしいオトコです
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店名 鮨あらい
場所 銀座
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