サムズアップ:Thumbs up


フェイスブックの「いいね!」のマークは、片手を握りしめ親指だけを上に突き立てた「サムズアップ:Thumbs up」のポーズが使われています。

この親指を上に向けたポーズは、日本や英語圏では「Good」を意味しますが、ブラジル以外の南アメリカ・西アフリカ・中東などでは侮蔑の表現となり、ヨーロッパやアジアの一部の国ではわいせつな表現ともなるそうです。

いつの頃から人々の感情表現のひとつとして使われたのかは定かではないそうですが、一説によると、古代ローマの剣闘士競技で観客が使っていた「敗者を許せ」のジェスチャーがそもそもの由来になっているのだとか・・・逆に親指を下向きにすると「敗者を殺せ」となるそうです。

いまでは自然な行為として気持ちがハイな状況であることを示すためにサムズアップのポーズをしてしまいますが、もう一つ、サムズアップのポーズで想い出すのは「ヒッチハイク(Hitch hike)」の際のヒッチハイカー(Hitch hiker)のジェスチャーといえるでしょうか。

ヒッチハイカーとの出会い


お江戸(東京)の東名高速道路の始発となる用賀インターでは昔からヒッチハイカーの姿を見掛けることも結構ありましたが、最近ではそれ以外の高速道路の入り口付近の幹線道路などでもヒッチハイカーの姿を見掛けることも増えたように感じます。

車が一旦停止出来るような場所で、目的地の行先を大きく書いた紙・ボードを胸や腹あたりに掲げながら、腕を肩から水平方向に目一杯伸ばし親指を突き立てたサムズアップのポーズを取ることがヒッチハイクの意思表示とされています。

ヒッピー文化の影響により広がることになったヒッチハイクですが、種々の犯罪やトラブルに発展する危険回避の観点でヒッチハイクを禁止としている国もあるそうです。

そしてこの日に出会ったのは「大坂」と書かれたスケッチブックを持った若者でした。

一期一会への想い


インター近くの信号脇に陣取った彼の熱視線を浴び、思わず窓を下げ「ここじゃ車が停め難いよ~」と声を掛けるとニコニコしながら「はじめてなんで!」と元気な言葉が帰って来ました。

「上りで東京に行くんでゴメンね」と伝えると「大丈夫です・・・もっと後ろの方がいいですかね?」と言われたため、「後ろの信号との間位が良いんじゃない」と伝えると「ピカッ!」という表情を浮かべ「そうしてみます!」と大きなデイパックを背負ったのでした。

信号が青に変わり「気を付けてね」と伝えると「ありがとうございます」と満面の笑みを返され、思わず「good luck!」の意味でサムズアップのポーズを彼に向けてしまったのでした。

ヒッチハイクの是非は何とも言えませんが、走り出した車の中で清々しい思いに包まれていたことは事実なのでした。

しばらくの間、この清々しさに包まれていましたが「彼はどうしたかなぁ」と思うたび、利休さんの茶会に臨む際の心姿である「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」の「一期一会」を思い続けることになっていたのでした。

その後、彼は無事に大阪に辿り着くことが出来ただろうか・・・そんなことを思いながら・・・







笑顔の行方を見つめて

all written by  Career wing  T.Yoshida@ponyo




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