トマト好きというよりもフェティ


When tomatoes become red, doctors become blue. 「トマトが赤くなると、医者が青くなる」というヨーロッパの諺もある、和名「赤茄子・唐柿・蕃茄・小金瓜・珊瑚樹茄子」などとも呼ばれる「トマト(学名:Solanum lycopersicum)」。

夏の太陽さんの象徴とも思えるヒマワリ(向日葵)の花と同じ位、夏の太陽の恵みを目一杯に包み込んでいるように感ずるトマトは大好物を超えて、トマト・フェティに思える程で、居酒屋さんでは「取り敢えずの生ビールと冷やしトマトね」となりますし、スパゲティの味はよっぽどの気紛れが起きなければトマトソースをチョイスしますし、ケチャップご飯はもう自分ご褒美ですからオムライスにチキンライスを食わせておけばご機嫌ですし、ピザは生地や具の美味しさも然ることながら、トマトの使い方でお店の好き・嫌いを決める程でもあり・・・

それでも一番好きなのは冷蔵庫に冷やしておいたトマトをサッと水洗いをし、そのまま水を拭うこともせず手にしてベランダに向かい、ギラギラ太陽さんの真下でガブっとかぶり付くことで、ビーチでゆっくり過ごそうと思った時にボトルに珈琲を詰める(時にお酒)ことと同じ位、トマトをバンダナに包んでビーチに持って行くことも多くあります。

幼き頃は、畑で育ったまだ緑色のトマトをその場でもいで口にしたりもしていましたが、確かにスーパーに並ぶトマトの味とは違う、瑞々しい青臭さが溢れていて、子供心ながらもそれがトマト本来の味と記憶付けはされていて、なかなか想い出を喚起する味には出会えはしないのですが、それでもトマトは大好きなのです。

トマト~アラカルト


その昔、トマトのことをフランスでは「金色のリンゴ(ポモ・ドーロ)」と呼んだり、イギリスでは「愛のリンゴ(ポム・ダムール)」と呼んだり、イタリアでは「黄金のリンゴ(ポモドーロ)」と、トマトをリンゴに例えて呼ばれていたそうですが、1893年頃のアメリカでは、トマトは果物か野菜かを争う裁判まで行われています。

当時のアメリカでは、野菜の輸入には関税がかかるものの果物は課税されなかったため、輸入業者がトマトを果物であると主張したが、農務省からはトマトは野菜であると指摘され裁判となり、約1年にも論争が繰り広げられた結果、「トマトは野菜畑で育てられており、デザートとして供されることもない」との理由で野菜という判決が下されたそうです。

元々は、南アメリカのアンデス山脈高原地帯(ペルー・エクアドル)原産のナス科ナス属の植物であるトマトですが、16世紀の半ばにヨーロッパに伝えられ、現在では世界中で品種改良も加えられ多くの種類があるそうです。

そして「あっ・・・その話し、チョッと好き!」となってしまった逸話をいつもの店の薀蓄マスターが教えてくれました。

それは、「トマト」の語源は、ナワトル語でホオズキの実を意味する「tomatl(トマトゥル)」に由来するのだそうですが、ジャガイモの茎に接ぎ木したトマトを「ジャガトマ」と呼び、細胞融合によって作られたジャガイモとトマトの雑種を「ポマト」と呼ばれるのだそうです。

「ジャガトマ」も「ポマト」も実際にお目にかかったことはまだないのですが、もう名前から好き・スキ・大好きで、いつの日かお目に掛かるのを楽しみにしているのでした。

太陽の恵みが詰まったトマト


薀蓄マスターの話しを聞きながら「へぇ~」となっていると無性にトマトが食べたくなり「トマトのチーズ焼き作ってよマスター」と頼むと、ニヤリとした表情を見せたのは、「薀蓄・・・>食欲喚起・・・>オーダー入ります!」の営業テクだったのか!とも思いながら、「トマトの旬って真夏だと思っていない?」と言うマスターに「ムン? 真夏とちゃうの?」と尋ねてみると、「味的に最も旬と言えるのは、春から初夏の時期と秋なんだよ~」と教えてくれました。

ゆえにか、トマトの季語も盛夏ではなく「晩夏」となるそうで・・・これだけトマト好きなのにトマトのことを知ってはいなかったぞ・・・と、世界中のトマトを掻き集めてムギューッとハグしてあげたくなってしまったのでした。

熱々のトマトのチーズ焼きに舌先と口の中を火傷しながらフーフーして食べながら、いつしか話題はスペインバレンシア州ニョールで開催される「La Tomatina:ラ・トマティーナ:トマト祭り」へと移っていきました。

8月の最終水曜日に行われる収穫祭であるラ・トマティーナですが、「食べ物を粗末にしない!」と仰られる方々にしたら気を失うような不謹慎なお祭りとして目に映るのかなぁとも思うのですが、一度はこのお祭りに参加してみたいとも思うのです。

ただの能書き垂れの薀蓄君ではなく世界各国で放浪の旅をし続けたマスター曰く「収穫祭の名の通り、トマトに対する愛情が溢れているよ」とのことで、ただし「翌日の街の清掃の場面に出くわすと、しばらくトマトジュースは飲めなくなるかも・・・」とのことに、想像してみれば確かに・・・となってしまうのでした。

日本にトマトがお目見えしたのは、17世紀の初期に観賞用として伝えられ、明治の後期になって食用として栽培されるようになったそうなのですが、梅雨前の5月ってこんなに気温高かったけ?と感ずることも少なくない今日この頃、サッと水洗いしたトマトを手にしてはベランダに繰り出してかぶり付いています。

「お前・・・ひとりで何食ってんねん!?」の愛息子に「食うか?」と差し出せばクンクンと匂いを嗅いでは「ウワァッ」となって逃げだす愛息子に、お日様好きなのに太陽の恵みが詰まったトマトはダメなんだなぁと不思議に感じたりもするのでした。





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all written by  Career wing  T.Yoshida@ponyo




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