レゲエとサンセット・タイム
７月に入り、梅雨らしい雨の日の記憶もなく、今年の夏は平年より気温が高く降水量も多くなる「スーパー猛暑」の厳しい夏になると予想されています。
事前準備でクーラーの取り換えは済ませ、飲み水の購入・確保も済ませ、いざ出陣！状態ではあるのですが、寄る年波だけはどうにもならず、空梅雨状態でも水不足は大丈夫かと思いつつ、既に日々が這う這うの体状況のなかで「身体は大丈夫かいな？」などとかなり切実に心配したりしています。
普段なら「ベランダ・グルーミングしろや！」と日に何度も騒ぎ立てる愛息子も流石に騒ぐことも少なく、それでも夕方になり何とか風の中に涼を感じられる時間になるといつものようにベランダ・タイムとなるのでした。
夏の風向きは「南風」となり、湘南では海から陸に向けて流れる風向きとなりますが、風の状況によっては、この南風に乗って、ビーチではしゃぐ声や流している音楽がかなり鮮明に届くことも少なくありません。
「そろそろベランダも大丈夫だべ？」の愛息子の促しを受け、窓を全開にベランダに出ると、波乗りの大会ではないと思うのですが、かなりな大音量で流しているレゲエ・ミュージックに包まれることになったのでした。
夕暮れに染まり始めた空の下、ンチャッ・ンチャッのレゲエのリズムが心地よく、いつもより長めのグルーミング・タイムとなり、漁夫の利で愛息子も大喜び状態だったのでした。
それでもボクのマッサージに飽きだした奴は、アゲハを追い掛け始めたり、鳥たちの囀りに耳を向けたりしながら気ままに遊び始めていました。
そんな奴の姿に後押しされるように冷蔵庫から冷えたビールを取り出し、風に乗って流れて来るレゲエに身を委ね続け、大好きなサンセット・タイムを満喫していたのでした。
迷うことなかれ・・・
Love the life you live.
Live the life you love.
自分の生きる人生を愛せ。
自分の愛する人生を生きろ。
By Bob Marley
今年の夏のマイブーム
ビーチでレゲエをかけている御仁がどんな人なのかは分かりません。
ただ一人でニマニマしていたのは、レゲエの神様ボブ・マーリーさんの楽曲を好んで選択しているようで「うん・趣味あうよ～」と、心地良く漂い続けることが出来たのでした。
ジャマイカには未だ行ったことはありませんが、いつか一度は行ってみたい国でもあり、政情や治安悪化の不安があってもレゲエが誕生した人・街・自然の息遣いのグルーブに全身包まれ、自分の奥から湧き出してくるであろう「何か」を見つめたい願望が昔からあるのでした。
それと同じ感覚で言うなら、ブルースの聖地「メンフィス」にも行きたいですし、ジャズの街ニューオリンズにも行きたたくて・・・
不思議なのですが、毎年、その夏の「１曲なり・アーティストなり・アルバムなり」と、夏を振り返ればあの曲ばっかり聴いていたなぁと言う感じになるのですが、夏のスカイダンスの夕焼け空の下で聴いたボブ・マーリーさんの曲からの息吹が、なんだか今までとはチョッと違う感じで、とても新鮮に感じてしまっていました。
ひょっとしたら今年の夏は「レゲェ～ボブ・マーリーさんに嵌り捲りの夏」になるのかも知れません。
Love the life you live.
Live the life you love.
ひょっとしたら老いらくの人生の季節の中で、もう一度、見つめ直すタイミングだぜ！とのメッセなのかも知れません。
人生の朝焼けと夕焼け刻をしっかり刻めと・・・レゲエのリズムに乗り過ぎて腰を痛めぬように注意しながら、愛し・楽しみ・夏満喫としたいと思います！
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