雨の日の過ごし方
例えそれがチョッと嫌な気分のものでも、予想に反して来なかったりすると、安堵と一緒に「ムン? どうした??」となってしまうのは、人が持つ身勝手さの一端ともいえるものなのでしょうか。
今年の梅雨時期ほど雨が降ることがなかった空梅雨の記憶はなく(気象予報のデータ上は分かりませんが)、ゲリラ豪雨は別ながらもどこか雨が恋しくなっているのでした。
雨空にも色んな表情がありますが、曇天の重苦しい灰色から降る雨はどこか切なく気分も滅入ってしまいがちになり、一面の雲に空が覆われていてもミルキーホワイトの空から降る雨はどこか空の気紛れを楽しんでしまいます。
そして狐の嫁入り(アホアホ仲間のKは、タヌキの行水・・・と訳の分からん誤変換?で記憶していましたが)のお天気雨のスコールは、瞬間的に気分爽快となり、誰も見てなければ服を脱ぎ出し全身裸でう~んと空に顔を向けながら恵みの雨を浴び続けたくなってしまいます。
スコールが去ったならそのままの姿で太陽と風をバスタオル代わりにしてひと時を過ごせば、スコール前に例えふぅ~な出来事があっても「さて・・・頑張んべー」と、元気の種を貰うことになり、これは大好きな雨のシチュエーションでもあります。
雨を・・・雨の日を好きかどうかは人それぞれに違いがあろうかとも思いますが、お気に入りの傘やレインコートに長靴を持っていたりと、雨の日の楽しみを持っていることは素敵なことに思えます。
そして、雨の日の過ごし方を楽しみにして持っているような人にも素敵な魅力を感じたりするのでした。
例えば・・・
雨の日の楽しみ方
紅茶を飲みながら本を読む
そんな雨の日が好き
I love rainy days with a blanket and a cup of tea and a book.
小さな幸せへのヒント
何かの雑誌で見掛けたこの言葉(意味)がとても好きです。
時に鬱陶しさを感じることにも繋がってしまう雨の日を逆に自分自身の楽しみな時間に転じてしまう、そしてそれがベスト・チョイスであるようなこのシーンが個人的にもお気に入りの雨の日の過ごし方だったりもします。
雨にちなんだ曲や、あくまでもその時の気分に応じた曲を雨音が包んで消してくれるので、普段よりチョッとだけ大きめに流し、お気に入りの珈琲をお気に入りの水から淹れ、たまには気紛れで紅茶にしてみたりもしながら、これまた普段よりもチョットだけゆっくりと準備をして、戸棚から頂き物のクッキーなどを適当に皿に並べて、ベッドサイドかリビングに毛布かブランケットも用意して準備完了。
読みかけだった本のページを捲り少し前から読み返したり、買ったままデスクに積み上げてしまっていた雑誌や本をペラペラと捲ってみたり・・・
これまた気紛れなのか、そんな日にはボクを主とは思っていない素振りの愛息子が珍しく「お前さん・・・なにやってんねん?」とばかりに姿を現し、包まっている毛布かブランケットのなかに入れろや!とせがんで来たりもして、普段には忘れかけてしまっていた大切な何かを不意に想い出させてくれたりもします。
自然の驚異をまざまざと見せつけられる嵐や台風などは別ですが、何気ない日常のなかにやって来る「雨の日の過ごし方」を待ち遠しいものと出来る何かを持つことは、小さな幸せに通じていくヒントが秘められているようにも思うのでした。
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