DSCF0531昨日からCL(建設的な生き方)のインストラクター講座が始まりました。

レイノルズ博士の講義の直後なので、皆さん気合が入っています。

大切な機会なので、ぜひ身に着けてもらいたいと思っています。

私が今の人生を作るうえで一番良かったと思うことは、「儲かること」よりも「誰と付き合うか」を大切にしてきたことです!

公務員の頃の私は、「自分さえ良ければ人のことなどどうでもいい」という自己中心的な人間でした。

今の公務員にはそんなことはないと思いますが、当時の公務員の中には「休まず、遅れず、働かず」という言葉があったくらいで、人よりも働きすぎると煙たがられる雰囲気がありました。

DSCF0532そんな環境の中で育っていたので、私は本気で「お金がもらえなければ、仕事をしたら損だ!」と思っていました。

しかし、父が倒れて会社を経営するようになると、お客様に仕事をいただかなければやっていけない、社員さんに働いてもらわなければやっていけない、人に助けてもらわなければどうにもならない立場になったのです。

「経営者」というと、まるで「偉い人」のように思っている人がいますが、社員も少なく、お金もない経営者は人に嫌われたら生きていけない立場の人間です。

そのおかげで、私は自分の傲慢さやわがままを直さなければならなくなり、苦手なハガキや嫌いな掃除を始めたのです。

もし公務員を続けていたら、いまだに傲慢な生き方をしていたと思うので、父は自分の命と引き換えに私に変わるチャンスをくれたと思っています。

DSCF0535もし私が本当に正しいのなら、人に好かれ、商売や人生がうまくいっているはずなのです!

それなのに、私は自分のことを「正しい」と思い、他の人たちをおかしいと思っていました。

だから、色々なことに腹が立ったのです。

今、私はいろいろな会社に行ってたくさんの人を見ていますが、どこの会社にも自分のことを「正しい」と思っている人がいて、そういう人たちは、皆、何かに腹を立てています。

そして似た考え方の人たちで集まって、不満や文句を言っているのです!

果たして、そんなことをしていて人生が良くなるのでしょうか?

もし理に叶った生き方をしていたら、そんなに腹が立つ出来事が起きるはずがないのです!

DSCF0529自分を「正しい」と思っている視野の狭い人間にとって「いい人」とは、自分にメリットのある人や、自分にやさしい人のことです!

しかし、自分にメリットのある人や、自分にやさしい人が本当に「いい人」なのでしょうか?

極端なことを言えば、金額以上の量の覚せい剤をくれる売人がいい人で、窃盗のコツを教えてくれるドロボーがいい人になるのです!

「良いところのない悪は存在しない」という言葉がありますが、誰かの役に立っているからその悪は存在できているのです!

商売を始めてからの私は、自分にやさしくてもメリットがあっても、人を悪く言ったり、人を傷つける人とは一切付き合わないようにしてきたつもりです。

結果としてそれが良かったと思うのです。

DSCF0542皆さんにとって付き合うべき「いい人」というのは、どんな人でしょうか?

自分にやさしいとか、自分にメリットがあるという視点ではなく、人生が穏やかでうまくいっている人を「いい人」と考えてみてはどうでしょうか?

今日のひとこと
「そんなに正しいのなら、多くの人に支持されてうまくいっているはずです!」


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