DSCF0702昨日はいよいよ、今回の旅で一番見たかったグレイシャー・ベイ国立公園に行きました!

グレイシャー・ベイ国立公園(Glacier Bay National Park and Preserve)というのは、ジュノーの近く、アラスカ州南部にある米国の国立公園です。

DSCF0713グレーシャー・ベイへは、チルカット山脈とフェアウェザー山脈にはさまれた地域にあって、陸路からはアクセルできません。

そのため、ジュノーからクルーズか小型飛行機を利用していく方法しかないのです!

DSCF0727それで今回の旅はクルーズとなったのです!

グレイシャー・ベイを発見したのはイギリスの探検家ジョージ・バンクーバーですが、彼が発見した1794年には無数の氷河が海に流れ込んでいて、最大のものは高さ1200m、幅は優に30kmを越えていたそうです。

DSCF0728しかし、その100年後に米国のナチュラリスト、ジョン・ミュアが訪れたときには、氷河は70kmも後退し、そのあとには波静かな湾が出来ていたそうです。

それから100年ちょっと経った今は、16の氷河が流れ込む湾になっています。

DSCF10795つまり、地球の温暖化もあって、ものすごい勢いで氷河は消滅しているのです!

グレイシャー・ベイは、1992年にユネスコの世界遺産に登録されていますが、あと100年もかからずに氷河はなくなってしまうかもしれませんね。

DSCF10976今日は、限りあるグレーシャー・ベイの景色でお楽しみください!

グレイシャー・ベイでは、氷河だけでなくアザラシやイルカなど海の動物、陸地には緑深い森林とマウンテン・ゴートや熊など数多くの野生動植物などを観察することができます。

DSCF10979しかし、グレイシャー・ベイの景色が圧巻なのは、湾の西側にある4,000メートルを超える山々から流れ出した氷河が、湾に達するまでにたった30キロしかないため、急斜面を流れる氷河を眺められるからです!


DSCF11188グレーシャーベイ国立公園の入り口、アイシー海峡の辺りではクジラやオルカが頻繁に見られます。

船でこのエリアを通るのは朝早いのですが、朝6時になるとデッキ5のドアが開いて、船の外から見学することができます。

DSCF11193頑張って起きたのですが、クジラやオルカを発見することはできませんでした。

朝7時30分にはパークレンジャー(公園の管理人)が氷河の解説のために国立公園の入り口でゾディアック(ゴムボート)船に横ずけして乗ってきます。
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それも一つのイベントになっています。

午前9時過ぎには小さい氷河、ランプ-氷河やリード氷河が見え始め、10時30分頃にはマジョリー氷河が見えてきます!

DSCF11136このマジョリー氷河が氷塊が落下する確率が最も高い氷河です。

私の目の前でも何度か崩落しました!!

マージェリー氷河とグランドパシフィック氷河は同じエリアにありますが、グランドパシフィック氷河は岩や石が混入し黒っぽく見えます。

DSCF11119氷河というと、昨日紹介した青白い氷河をイメージすると思いますが、岩のように見えるのでよく見ていないと見逃してしまいます。

でもやっぱり氷河は青い方がきれいですね!

DSCF11391ジョンホプキンス氷河が見えて来たのは、午後1時くらいです。

ここはアザラシの生息地ですので、大きい客船はあまり近づくことができません。

DSCF10998それでも、ものすごい迫力です!

氷河は13時過ぎには終わってしまい、あとは氷河に削られたフィヨルドが続くだけなので、もしグレイシャー・ベイに行く時には9時から13時まで休憩なしで見学しましょう!

DSCF11428今日はグレイシャー・ベイの氷河の写真でお楽しみください。

今日のひとこと
「人生も地球、大切にしないとあっと言う間です!」


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