恥の殿堂 (小学館101新書 58) | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

国際ジャーナリスト、落合信彦氏が取り上げる

 

世界各国と日本の『恥』。

 

ここまですさまじい物を見せ付けられると正直、

 

どうすればいいのかわからなくなりますが、草食

 

男子の箇所については「?」がつきます。

 

 

 

 

 

 

僕はこの本よりも先に続編である

 

『無知との遭遇 (小学館101新書)』(小学館)から

 

読んで、この本に帰ってきた次第でございます。

よく海外、特に西欧の社会では


『恥を知れ!』


という言葉が何かにつけて使われるのをよく目や

 

耳にしました。

特に、リーマン・ショックの際にアメリカ政府から

 

巨額の税金を投入されて会社を救われておきながら、

 

途方もないボーナスを手にしたウォール街の金融

 

関係者に石や矢のようにこの言葉が浴びせられて

 

いたのは記憶に新しいことでございます。

この本にはさまざまな『恥』が取り上げられていますが、

 

その中でも僕が最も面白かったのは


『強欲は全である』


に象徴される天文学的な大金がからんだときの

 

人間の恥も外聞もかなぐり捨てて、それを獲得しようと

 

あらゆる手段、最終的には法律すら捻じ曲げてまで

 

それを実行しようとする姿に、おぞましささえ

 

感じました。

個人的な見解として、金を儲けることそのものは

 

悪いとは言いません。

しかし、ある一定のラインを超えると、とほうもない

 

狂気が吹き出してくるものだと感じずには

 

いられません。

そのほかにもマスコミや、草食化した日本の若者の

 

話など結構色々な恥が出てくるわけですけれど、

 

草食化に関しては別にそれはそれでいいじゃないかと

 

思っているので賛同はできないということと、

 

クリントン元大統領のセックススキャンダルについては

 

多くのアメリカ国民同様、それはそれでよし、と感じて

 

いるので、それは違和感を感じないんですが、

 

人種差別に関して恥ずべきことだと思いますしこれは

 

なんとしてでも是正されるべき『恥』だと感じています。

なんだかよくわからない基準に終始しましたが、

 

この本と『無知―』はあわせて読むとよく

 

分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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