☆The Dream Goes On☆

☆The Dream Goes On☆

教育学者で歌い手でフォトグラファー。ディズニー大好きな自由人が挑戦する色々なことを日記的に書いていくブログです。

このブログを開設してから、もう15年とか経つでしょうか。
2009年にブログ開設して、2010年から東京大学を目指して、当初はずっと受験ブログでした。
 
結局その後、東大には学部・大学院合せて3回落ちるんですが、15年の時を経てこの度、東京大学大学院学際情報学府の合格を頂きました。
 
学部受験、学部卒で大学院受験をしていた頃の僕だったら、多分飛び上がって喜んでいたと思います。
今の自分は、むしろ絶望しています←
 
一応一橋で修士号を取ったわけですが、まあ地獄だったわけで、それをもう一回やるのかと思うと辟易するというか、「俺は何やってんだ」っていう気持ちになりますよね。もちろん、モチベーションが低いわけでは決してないですし、法教育といじめ問題の研究がやりたくて受けてる訳ですから、楽しみなこととかうれしい気持ちとかもあるわけですけど、ね。
 
自分の研究能力の低さはよく自覚してます。実際それで博士課程の入試は全然受からないわけですから(3回落ちた)。もうこうなったら、一旦修士から大学院に行き直して、イチから研究能力を磨き直そう。そう思って東大を受けました(一応修士博士一貫教育なので、建前上博士からは基本入れられないよ、という話もあり←)。
 
「こども六法」を出版して以来、いじめの経験者としても、教育研究の専門家としても意見を求められる機会が増えました。持っている知見の限りを尽くして、色々と著書も出しました。でも、その中で日に日に痛感することになったのは、自分の専門性の鈍さ。「もっとインプットしなきゃ」という危機感はどんどん高まっていきました。
そんな中、音楽事業を営む自分の会社で転機になるような出来事があり、またコロナ禍以降オープンに受けられるオーディションがまるでなくなってしまい、ミュージカル俳優としての身の振り方は改めて考えないといけないなと思うことが増えました。そして昨年、久々の大きなオープンオーディションに見事落選し、近々帝国劇場の建て直しもあって当分は出たい演目のオーディションも無いだろうという見立てになったので、これ幸いと思ってこのタイミングで大学院にリトライすることにしたというわけです。最初に東大を目指したときは失恋が動機でしたが、またしてもなかなか不純な動機ですね。
 
博士取得まで何とか行きたいなと思っていますが、取りあえず直近の目標としては、修士で量的調査をできるようになりたいなというのがあります。教材作成と教材評価をやりたい訳なんですが、数学が嫌いすぎて、量的調査を研究法の選択肢に入れられずに来ました。でも、自分の研究関心に於いて量的調査は絶対に使えた方が良いわけです。しかも、こども六法のお陰でフィールドの多さには強みがあります。それなら尚更、量的調査を使えた方が研究上のアドバンテージになります。今更感強めではありますが、今度こそ逃げずにやらないとな、うわあイヤだな・・・と、春からの大学院生活を思うとひたすら憂鬱です←
 
こんな憂鬱な気分で東京大学に進学することになるとは思いもしませんでしたが、まあ修士・博士研究はどうせ地獄なので、最初からしっかりコンサバな見立てをしておこうと思っている次第です。
 
現在上演中の初脚本・初演出ミュージカル「AI-WRI-EN」には
 
恐れに立ち向かって打ち勝ちたい
僕にはあるかその力は
恐れはいつも乗り越えるものだと思いがちだけれど
恐れはいつも共にあるもの
 
という歌詞が出てきます。これですよこれ←←←
 
 
引き続き、俳優としてのチャンスを掴むために、地道に実力を磨いていくつもりでもいます。
二兎を追う者だけが三兎以上を得る、という信念を引き続き貫いて、研究も教育実践も俳優活動も、全力で取り組んでいきます。